9.27.2007

ロマニスト 玄 2

Baja(バハ) 1000 
11月13日開催
それはバイク、バギー、4輪のオフロードレース。

カリフォルニアのクレイジーな連中が
考えたレースだけに極限を追求したレースです。
http://jp.youtube.com/watch?v=6kno9wXhPP8

今年は40周年ということあり1000マイルが
1300マイル(2080km)に伸びたそうです。
タイムリミット53時間…

2080km
なんと、青森から鹿児島までの距離にあたります。
もちろん道は舗装されていません。

玄いわく、世界一過酷なパリ・ダカールラリーと比較され、
距離や日数的に少ないので
このレースはやや下に見られるらしいのです。
(ちなみに玄は中学生の頃パリダカに
ナビゲーターとして出場しています。)

しかしパリ・ダカは持続力が試されるのに対して、
バハは2000kmのスプリントを競うという
少し意味合いの違った競技なのです。

アメリカ人はエクストリーム(極限)が大好きですね。
何でも死の一歩手前までワザを極めようとします。

ヘリコプターで峻険な山の山頂まで行き、
ほとんど直角にしか見えない所を滑るパウダースキー。
スノボーも然り。
フリークライミング。
この手の人は登った後スカイダイビングをしたりします。
モトクロスバイクでジャンプ台を跳び、手を離したり、
回転したり…

クレイジー。
ただこの言葉しか当てはまりません。

さてこのレースのクレイジー、
それは昼も夜も、ただアクセル全開で走り続けること。
そして寝ません。

舗装されていない道の突然現れる穴
前の車がもうもうとあげる砂塵
外灯のない、たった一人自分のライトを頼りに走る夜の道
でかいサボテン

常に緊張を強いられるので、
目をこじ開けていなければなりません。

初エントリーの玄は完走に二日はかかると言っています。
目を見開き、常に緊張をし、下からの振動を感じ、
どんな境地にいくんでしょうかね。

バイクは少しのミスで死につながるし、
バハのレースでは4輪に轢かれてしまうことがよくあるそうです。

一歩間違えれば死が隣り合わせ。

そんな状況を玄は楽しそうに話します。
そして笑いながら
「こりゃ、般若心経でも唱えながら運転しなきゃだな、
はははは~は。」

般若心経を全て唱えられるかは疑問ですが…

                つづく

0 件のコメント: