2.26.2010

やりたいこと

温泉旅館やりたいです。

こころ、からだが癒され、
本来の自分を発見し、
その中心を保って生きていけば人生最高!
これくらいの気づき、
生まれ変わりができるような場。

当然、施術メイン。

温泉で湯治。
畑で採れた野菜、里山で採れた山菜などで食養。
里山でウォーキング&精神保養。
ガラス張りのスタジオで気功、ヨガ、呼吸法などをレッスン。
田んぼ、畑作業で身体作り、自然と合一。
陶芸などアートもやりたいな・・・
時期のモノ(梅干し、味噌等)を手作り。
年一回の祭り&相撲大会w

ここで書いてきた全てをぶつけたい。

そうなると旅館とは別にNPOを立ち上げる必要があるかも。

老若男女、全く壁がない形で誰もが参加できる場にしたい。
じいちゃん、ばあちゃんの知恵を
若者が教えてもらえるような・・・
もしくは子供の面倒を見てくれるとか・・・

晴れる屋のように、
知的障害者、身体障害者などを雇い、
そこに来た人達と交流できるような場。

フリースクール、山村留学のようなものもやりたいな。

そこにいる全員による学びの場。

閉じた系ではない、
開かれた、社会の縮図のような・・・

和を再発見し、新しい形の繋がりかた、
社会コミュニケーションを創っていくような場。

自然を畏怖し、
他者への思いやりを育てる場。

何だか分からないけど微笑んでしまう雰囲気。

やっぱり人間、最高だな~
ってポカンと口を開けてしまうような、
心の奥底に触れっぱなしの時・・・

そんなものを演出したい。
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2.24.2010

やさしい便り

本日は田中マイコが書きます。

もうすぐ3月。
寒さもありながらも、
植物や陽ざしに春の気配を感じます。

葉書が届きました。



大学時代の友人からです。

元気ですか?
春を先取りした葉書を見つけたので・・・

短い文章の中に、
私の体調を気遣ってくれるやさしさが伝わってきました。
春になったら会おうね、と前に約束していたので
そろそろ連絡取ろうかな、と思っていたところでした。

手紙って好きです。
メールでも用件は伝わるけれど、
やっぱりそこに温もりがある。

去年の12月末、高校時代の先輩から手紙をいただきました。
最後にお会いしたのは7年前くらいでしょうか、
当時先輩は旦那様の転勤で神戸にいて、
私が関西に一人で遊びに行ったとき街を案内してくれました。

封を開けるとかわいいクリスマスカード!
そして双子のお子さんの様子が書かれたメッセージ。

11月に喪中のお知らせを出していたので、
今年は年賀状のやり取りがないことを思っての
クリスマスカードでしょう。
先輩のその気持ちが本当に嬉しかったです。
今は北関東にお住まいで会う機会もなかなかないのですが、
離れていても
こうやってつながりが続いていることに感動を覚えます。

1月には仙台の友達から寒中見舞いをもらいました。
Kazooさんと共通の友人で、
母かほるさんの他界を知って、切々と心情を書いてくれました。
彼女のお母様も早くに亡くなっていて、
丁寧ないたわりの言葉が胸に染みました。

先日は、兵庫に住む友人から厚手の手紙が届きました。
彼女とはたまにメールをするし、なんで手紙~?と思い
わくわくして開けると、
宝塚市中山寺のお守りが!
わざわざ戌の日に安産のお守りをもらいに行ってくれたそう。
中山寺は安産祈願で有名で
2年前に彼女の家に遊びに行ったとき、案内してくれたお寺。
そして、ザ・関西人のボケツッコミ満載の手紙!
でも彼女の紡ぐ言葉は本当に愛情深いのです。

最近は、
私の妊娠を知った岐阜の友人(脱パンツクラブ会長)が
出産の本と新たなふんどし(草木染め!)と
温かいお手紙を送ってくれました。

たまにしか会えない方々とのつながり。
やさしいお便り。

連絡を取ろうと思うとき、どういうシチュエーションか。
自分が困ったときに連絡をしてくる人もいるし、
用事があるときだけ連絡し合う仲の人もいる。

でもそれは、
人間性というより関係性かなと思います。
人との出会いはたくさんあり、
ある程度親しくなる人もいれば
本当に密なお付き合いをする人もいる。
たまにしか会わなくても心が通う人もいる。

皆が色々で、関係も色々。

そんな中で、手紙に限らず、
日常の生活の中でふと思い出してくれて、
さりげないやさしさを
かたちにして届けてくれる方が
こんなにもたくさんいる・・・
ありがたいことです。

春のお手紙、誰かに書いてみませんか?

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2.21.2010

男のお産! 1

なぜだろう。
お産について知れば知るほど、
男の存在が薄くなってくる・・・

自然なお産を提唱している吉村先生
(最近よくテレビに出てきていますね)は、
その命がけの行為にこそ神秘があり、
宇宙の力を見出すことができ、
世界のあり方を変えることができると言い切っています。

女性たちよ、今こそスピリチュアルに目覚め、
男性社会的価値観にクサビを!
とばかりに・・・

先日行った自宅出産を提唱する助産婦さんも、
命がけの出産で得る素晴らしきものを語っていました。

妊婦さんは命がけ。
それを支える先生、助産婦さんも命がけ。

双方に宇宙とつながる神秘が感じられると言います。

ちょ、ちょっと待った!!!
え~~~っと、僕は?僕の存在は?

その会話を聴いていた僕は
その場にいるようで神秘というキーワードから
スルリと抜け出ているような、
仲間の輪に入れないよそ者のような気になりました。

何だ、この疎外感は・・・

僕も神秘の枠に入れてくれ!
そんな心の叫びw

何だろうか?
しばらく考えてみました。

当たり前だけど、
そもそも命をかけることに実感がわいていないのが一つ
奥さんはすでにお腹に生命を感じているから、
命がけの話にリアリティーがある。
僕はそのお腹を見て、
大きくなっていることに歓喜はするけど、
生死に関しての決心みたいなものは湧いてこない。

呑気だと言われればその通り。

やるぞ!
という決心は違うところで湧いてきます。

一生懸命働いて
子供が安心して暮らせるような環境を創るぞ!
ごく当たり前の決心。

男は社会で命がけで働く。
そうしてこそ尊敬される。
これは僕らの親の世代まで、
家父長制度としてありました

まあ、そんな時代もあったでしょうが、
今の価値観は変わりました。

仕事、家事、教育など二人で相補的にやり、
お互いにリスペクトできるような関係で
家庭を創っていけばいい。

だから、以前のように
男は社会で命がけってのは今は死語です。

まどろっこしいな。

僕が言いたいのは、
いよいよ家父長的社会がなくなってきている現状、
お産~子供の教育について、
男の役割が新しく変化している、
しなければならないなのだと思うのです。

そこで吉村先生なのですが、

この本では女性のみがスピリチュアルに目覚め、
そうなることで新しい世界が開けるとあります。

しかし、男性については言及していません。

新しい世界の創造において男性が抜け落ちるのも、
おかしな話。
男性の新しい立ち位置もあるはずです。

僕が知らないだけかもしれませんが、
僕なりに男のお産を経験してみたいと思います。

というか、
一生に何度とない経験にもかかわらず、
男性にはそれほどの神秘が体験できないなんて、
残念でならないのです!!!

どうすればいいのか?

それはこれから考えます。

ただ、お産の場、それまでの過程で、
携わリ方は違うけれども、
命がけでいく決心をつけることで、
何とか仲間に入れてもらえるのではないかと、
ずうずうしく思うのです。

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2.19.2010

産む場所を選ぶ。3

どこで出産をするのがよいのか。

決める期限、次の診察まで時間はありました。
自然な出産をしたいという希望と
それが本当に良い選択なのかという懸念。

今年1月はじめ、夜中にふと目が覚めました。
妊娠してから何度かそういうことがあるのですが、
思考や感覚が冴えて、1、2時間眠れない一人の時間。
静寂の中、強く湧きあがったもの。

助産院にお願いして自宅出産を試みよう。

子供の産まれてきたいという気持ち、力を信じる。
そして、そうなるように自分の身体を整え、
あるがままを受け入れよう。

翌朝Kazooさんと話し、それを私たちの選択としました。
それが私たちにとっての安心なお産。

どこで産むのががいいのか、
というのは本当に人それぞれだと思います。
自宅出産なんて、危険で子供のことを考えてない選択だと
とらえる方もいるだろうと思います。
万が一のことを考えれば、それもわかります。

価値観は人それぞれだなぁと思うのですが、
痛いのが嫌だからという理由で帝王切開を望むこと
(海外では増えているらしい)や
親や病院にとってこの日が都合が良いという理由で
陣痛促進剤を使って出産日を調整することなどは、
私の価値観にとっては受け入れ難いものです。

逆に、私たちはできる範囲で
「自然な出産」を望んだというだけ。

自然出産を推奨していることで有名な
愛知県の産科医である吉村正先生は、
「お産は命懸けだ!」と言います。
私はまだそこまでの覚悟には至っていないのですが、
それを思えば生活を変えていくことは些細なことでしょう。

吉村先生も私がお世話になる助産師の方も、
出産という行為は人の手ではどうしようもできない神秘だと
説きます。見えない力で、なるようになるのだと。
生命力を信じ、自然に委ねること。

出産前に予測していない何かが起きてしまったら
病院での処置、出産になります。
最善の努力はしますが、
自分たちが今望むような産み方が
かなわなくてもあるがまま受け入れるつもりです。

まずは子供が無事にこの世に誕生することが大切。

決断を心に治めてみて、さらに気づきがありました。
産む場所や産み方が一番重要なことではない。
出産ということは結果でも目的でもなく、
そこからスタートするのだと。

今できること。
これから5か月の間、
自分たちの選択をかなえるために
心を穏やかにして
日々の生活を整えていくことに注力するのみです。

                    産む場所を選ぶ。~おわり

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2.15.2010

今年も稲作ができる!

これは喜びですね。

今年も稲作ができます!

どうしようか仲間内で決めあぐねていたのですが、
やはり去年の充実感が身体に染み付いてしまったのか、
先行き見えないところもありつつも、
「やろう!」ということになりました。

今回は場所を変えて、
千葉県館山市九重と
千葉県南房総市和田町。

仲間の二人がそれぞれの場所に縁があり、
田んぼを貸してくれると話が持ち上がったのです。
偶然にも車で10分程度しか離れていない・・・

条件はそろったようです。
今年は二つの田んぼで稲作をします。

一昨日、早速作業です。

二つの田んぼは2,3年前まで使われていたのですが、
今は休田。

草がボウボウなので、
まずは草刈から。

そこから始めないと、
全貌が見えない。

畔も直す必要あるだろうし、
そもそもどれくらいの広さなのかもはっきりしない。

それぞれの田んぼで草刈り機を使い、
作業に没頭。

これ、これ!

久しぶりに土と対面しました。
土と近いところでの作業はなぜかハマる。
無心になれるんだな。

日々の生活では、
ああでもない、こうでもない、
時間がないからアレコレ考えなきゃ!って、
忙しくしているんだけど、
土に身を預けると、それが一瞬にしてどこかへ飛んでいく。

匂いなのか・・・
足から伝わるやさしい弾力なのか・・・
枯れ草が郷愁を呼び醒ますからなのか・・・

脳の使っている場所が明らかに違う。

気付くと没頭しすぎて汗をふんだんにかいている。
最良のデトックス。

さてさて、今年の稲作は
面白いストーリー展開になっていきそう。
そんな予感。

もし早いうちから参加したいという方は、
是非是非教えてください。
充実した1年を送ることができますよ!


こちらは九重
わりと草が低く、草刈りには苦労しませんでした。




こちらは和田。

1m50㎝位の低木から草までボウボウ。
刈るのにひと苦労!いい汗が出ました。






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2.13.2010

産む場所を選ぶ。2

自宅出産・・・

そんな発想は、一年前だったら出てこなかったでしょう。
病院での出産以外のイメージがわきません。
うちはマンション畳ナシ(関係ない?)だし・・・
そもそも立ち会い出産さえ望んでないし・・・
自然なお産を手がけそうと思い
近所に助産院があるかどうかくらいは調べましたが。

自宅出産が頭にちらついたきっかけは、
田んぼ仲間の友人が去年借してくれた本です。
「自然な出産」を手がける
助産院の先生の講演をまとめた本。

自然な出産、と割とどこの病院でも使いますが、
「自然」の使い方はあいまいのようです。
その助産師さんの行っている自然出産と
他でいう自然出産の違いについてなど書かれていました。

読んだときは、自分にとってすぐ必要になる情報と
思っていなかったので
現実ってこうなんだ!くらいの驚きでしたが、
再度じっくり読んでみて、
この産み方は、子供にストレスがない産み方かもしれない、
詳しく聴いてみようかな。と思いました。

こういう考え方を貫いて
真摯に自然な出産に取り組んでいる方に
我が子を取り上げてもらうことは喜びだと思ったのです。
それが、たまたま自宅出産を行う助産院だったということ。

Kazooさんもとても興味を持っていて、
ひとまず二人でお話を伺いに行きました。

子供の産まれる力と母親の産む力を信じて、
それを助けるという考え方。

妊娠中に身体と心を整えることを重視すること。
それが安全なお産に通じると。
その分食事など生活の注意点は病院よりも細かく多い。

病院とは提携するが、
自宅での出産においては助産師さんの介助のみなので
会陰切開、吸引、陣痛促進剤などは行われないこと。

ヘソの緒も最初に切らず、
胎盤から栄養が子供に行き渡り切ってから離れさせること。

その他、魂のお話もあり、
身体を診て私の特徴や心理状態の説明がありました。

マンション住まいでも問題ないですよ、と。

遮音性の低い集合住宅では、
「出産中!!」
と玄関扉に貼ったこともあるそう。
痛みに耐える声がDVと間違われないように・・・

私たちが一番に思ったのは、
産まれてくる子供が母体からこの世に出てくるときに
なるべく痛くない、怖くない環境にしてあげられることが魅力。

きちんと子供のタイミングを見守り、尊重し、
待ってくれる環境・・・とても貴いことに思えました。

母体もしくは子供に何かあったとき、
すぐに処置できないリスクはあるという説明も
もちろんありました。

親としての初めての大きな選択、責任です。

総合病院は
いざというとき輸血の準備や手術の手配が整っていて、
小児科もあるので対応が素早くて安心。

個人病院は、
問題がない妊婦の経膣分娩のみ扱うという条件付きで
スムーズにお産が行われれば、
産後を赤ちゃんと家族で周りに遠慮なく過ごせ、
マンツーマンの手厚いケアも受けられそうな印象。

自宅出産は、
強い照明にさらされず、姿勢も自由で、リラックス度は高そう。
必要以上の手は加えられないことで、
自然の力を感じながら産める。
ただ出血などがあれば対応は遅れるし、
産後の生活などを考えると
入院しないことで逆に家族の協力が病院より必要で、
プロが常に側にいない不安があるかもしれない。

昨年末までに見た3つの病院、助産院。
「自然な出産」を考えたときに、
自宅出産を手がける助産院は一番惹かれるものがありました。

でも、すぐに選択することはできませんでした。
「無事に産めたらいい」くらいに思っていましたが、
これはどうやら重要な決断になりそうだ、と。

                             つづく

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産む場所を選ぶ。

本日は田中マイコが書きます。

妊娠がわかったとき、まず考えたのは
『どこで産めばいいのか?』

私は出産や子供について具体的に考えていなかったので、
予備知識ゼロからのスタートでした。
今はネットを見れば情報も口コミも盛りだくさん。
ある程度見てみて、まず思いついた私の優先したいこと。

自宅から近くて、通院しやすいこと。
無痛分娩、安易に促進剤を使うやり方は望まず、
なるべく自然な出産をしたいこと。
くらいでした。

それでも、今世の中で問題になっているように、
産科のある病院が少なくなっているようで、
それほど選択肢が多いわけではありません。

まずは自宅から車で15分以内の総合病院に行きました。
フリースタイル、立ち会い出産など
なるべく希望を取り入れて分娩するという考え方の病院。

分娩の人数が月ごとに制限されているようでした。
最終月経から計算すると、7月後半に出産予定らしい。
万が一6月なら受け付けられないけどいいですか!?
としょっぱなから言われ、勢いに圧されて、
はい、、と答えるしかありませんでした。診察前なのに。
初診は予約制でなかったので、3時間以上待ち。
ようやく診察。
はい、妊娠してますね~
じゃあ母子手帳を区役所でもらってまた来月来てください~
先生も看護師さんも皆早口。

あれ、あっさり。そんなかんじなんだ。
区の無料子宮ガン検診をまだしていなかったので
どこかでするように言われたため、
どうせなら偵察がてら産科がある病院で検査しようと思い
今度は個人でやられている病院に行きました。

待合室は昔ながらというかんじで
数分しか待たずに案内されました。
子宮ガン検診で来たけど、妊娠も確認されている
と先生に伝えると、無料で様子を診てくれました。
そして、ザ・おばあちゃんという雰囲気の助産師さんが、
私の肩を抱くかんじで、先生に任せれば大丈夫よ!と。

うーん、アットホーム!
雰囲気の好みで言えば、私はこちらの個人病院だなぁ。
産後も個室で丁寧にケアしてもらえるようですし、
なにより顔が見えるというか親密な関係を築けそう。

もちろん病院の雰囲気によってもそれぞれですから、
総合病院、個人病院の差だけではないですが・・・

最初に行った総合病院は、自分で調べたところ
(診察時は多く話せる雰囲気ではなかったので…)
入院中は大部屋で、子供といたいときは同室に呼べて、
休みたいときは看護師さんに任せておけるというシステム。
口コミによれば、産後休みたいママにとっては助かるそうで、
助産師さんたちはとても親切で、母乳指導が丁寧で、
産前もよくケアしてくれると書いてありました。

さて、どうしよう…
それほど多くは望まないので無事に産めたらいいのだけど、
他の病院も調べてみるべきか。

そして実はもう一つ引っかかっていることがありました。

自宅出産という選択です。
                             つづく
                       
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2.11.2010

食の正解は?

昨日のブログからの引き継ぎ。

世界には多くの食事療法があります。
どれが正解か?と深く考えると、
どれもどこか抜けているところがある
というのが僕なりの答え。

今やグローバリズムに乗って
世界中から新しく口にする食べ物が入ってきている。
身体はその新しき異物に対応するわけで、
健康に多少なりの変化をもたらしています。

その事実だけでも食事療法は
未だプロセスのさなかにあると言わざるを得ません。

よくある、
昔から日本人は何々の食べ方をしてきたから、
この食べ方が健康!ってのがありますが、
確かにその知恵は継承するべきものも含まれますが、
果たして、200年前の食事が
そのまま現代の健康につながるのかどうかは疑問です。

日本人は世界一の長寿だといわれて久しい
それは医療によって感染症の発生が抑えらたのと、
発酵食と魚食がベースにある身体に、
肉食が入ってきたということが大きくあると思うのです。

だから健康にとって肉食=悪のような
考え方は一義的だと思います。
健康=哲学や宗教が優先というなら、
その人にとって、その通りなのでしょう。
しかし実際、動物性脂質は血管を強くし、
過去、日本人がよくかかっていた脳出血などの
疾患は少なくなったといいます。

肉の問題は食べ過ぎだと思います。

そう、食べ過ぎ。
これが健康を阻害する最大の問題。

逆に食べ過ぎないことが健康につながる。
腹八分・・・
これは食事療法の最大公約数に違いない。

さてさて、食事療法とは言わないまでも
農薬、化学調味料、添加物など
近年、健康を損なうと敬遠されているものも多くあります。

後効きで、様々なアレルギー疾患を
引き起こすと言われています。
これらは一部消費者たちの努力により、
だんだん規制がかけられてきました。
ありがたいことです。

ここで登場するのは
完全有機。
完全自然農法など。

全て自然農法で原始的な暮らしをするのが、
化学製品に触れずに済み、
身体に毒を注入する行為がめっぽう減ります。

その方向性は間違いないと思います。

ただ、高い。
安全は金を出して買うべしというのでしょうが、
それをできるのは未だ一部、お金に余裕がある人たち。

もしくは田舎暮らしをして、その環境を得るか・・・

まあ、すそ野が広がれば安くなるのかもしれません。
それを啓もうして頑張っている人たちもいます。
ただ、それが強烈な信念・信仰に変わると
時に選民的に見えてしまうこともあります。

日本という単位で見ると1億2千万人の人口すべてを賄う
有機・自然農法的野菜を作れるのか?
という命題があります。
(こうなればいいなと思います)
あるいはここにも格差ができて、
お金がない人は化学的処理をされたものを
食べないと生きていけない
という構造になっていくのでしょうか?
もし後者であるなら(実際そうなっていきそう)
自分だけが健康という、“我良し”という、
不健康社会ができていきます。

社会的不健康は回り回って
個人の不健康につながります。
やはりここは大局に立って、
調和的な食と健康を考えないと・・・

さて、ここで視点を変え、
非科学的な観点から健康な食生活を見てみましょう

食は栄養学的栄養を摂るだけではない、
気も身体に取り込んでいるのだ、
という考え方があます。
東洋的ですね。
僕はこの考え方を好みます。

例えば、最近の子供がキレやすいのは、
その親が手作りの料理を作らずに、
機械的に製造されたものばかりを
食べさせていることがあるという説もあります。
様々な要因が複雑にからんでいることは予測されますが、
母の手料理には愛情という気が
入っていることは事実だと思います。

そこに着目したい。

食による健康は良い気を摂ることから。

まずは、料理も野菜も、有機云々の前に
作り手が近いかどうか?が大切。
しかも心身元気な人、愛情あふれる人が作った
料理をいただいていれば気は充実します。
それを腹八分。

ここから食と健康を始めてみるのはいかがでしょう?

僕が少し危険だな~と思うのは、
いきなり何々療法というメソッドをハードコアでやってしまうこと。

一歩一歩、何が良いのかやっていきましょ。


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2.10.2010

美味しい野菜

本日は田中マイコが書きます。

最近の悩み。
野菜を選ぶとき、何を基準に選べばいいのか?

オーガニック・・・
無農薬・・・
国産・・・
地のもの・・・

最近、食の安全が叫ばれるようになり、
上記のようなキーワードがもてはやされています。
どれも「そういうものを食べていきたい」と思います。

でも、
「有機」という言葉の使われ方のあいまいさ
無農薬で野菜をつくることの農家さんの苦労
日本産だと価格が高くなること
東京から離れた場所の美味しい野菜
を思うと、わからなくなります。

そして、
自分や家族の健康
環境(輸送のエネルギー消費)
農業に関する政策と農家さんの実態
に思いを馳せると、
何を優先すればいいのかわからなくなります。

野菜に限らず、「美味しいなぁ・・・」と感動したものは
何だったのかと記憶をたどると、
母の手料理だったり
ちょっと奮発したディナーだったり
友達とワイワイ囲んで食べたものだったり
お土産でもらった特産品だったり
脈絡がないわけです。

それでも、私にとって一番の「美味しい野菜の思い出」は
宮城県の農家レストラン「ふみえはらはん」でいただいた
お食事です。

数年前、思いつきで旅を突然1泊延ばして行った宿。
レストランはお母さん、宿は娘さんが取り仕切っていました。
旅の途中で既に食べすぎだった私たちに
たーくさんのお野菜料理を出してくれました。
目ではこんなに食べられない・・・と判断していたのに、
本当に美味しくて美味しくて口が止まらなく、
味わってほぼたいらげました。

その野菜たちは、宿から見える敷地内の畑で
もう一人の娘さんが育てた有機野菜。
ちなみにお米も合鴨農法でそこでつくっています。

そちらのお料理は特別だったと思います。
こだわって育てた採れたて新鮮野菜を
愛情深い心と手で仕上げてくれる。

一番に優先すること、なんて完全には決められませんが、
私にとって「新鮮」ということは重要かなと思います。
今はそれだけ・・・
自分のことだけでなく、広い視点で考えると、
迷路から抜け出せなくなります。

庭の畑(お休み中)、去年1年間関わった稲作。
まずは自分が携わることで、ヒントを得られるかもしれません。

そして、「美味しい野菜」を知るために
無農薬・無肥料の野菜を提供している個人宅配
「ハーモニック・トラスト」(株式会社ナチュラル・ハーモニー)
を試してみることにしました。


                    ネギ、ニンジン、チンゲンサイ、タマネギ、ダイコン、
                    ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、カブ

野菜そのものを味わうため、蒸して少しの塩でいただきます。


奥のお皿はピクルスです。
先日行った「香辛堂」のスパイスで・・・

                     この写真は今回のお野菜ではありませんが。

確かに自信を持って提供されているだけあって、
野菜に甘みや奥深さがある!
ほくほく感が特別!

でも、違いはわかるのだけど、
これらを食べ続けるという選択が
自分にとって最善かというと、わかりません。
悩みはまだまだ続きそうです・・・・・・


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2.06.2010

妊娠4カ月の様子

本日は田中マイコが書きます。

最近、目に見えてお腹が大きくなってきました。
もうすぐ妊娠5カ月になるので、当然と言えば当然ですが
もうひとつ理由があります。
Kazooさんの念・・・

病院でもらった妊娠・出産のテキストには
「第何週で胎児は何センチくらい」
という目安が書いてあるのですが、
先日病院で診てもらった時、目安よりも少し小さめでした。
私は自分が小柄だからかなーくらいに思っていましたが、
Kazooさんは気になったのか、私のお腹に向かって
子供が大きくなるよう念じ始めたのです・・・
そうなってから、本当に日々お腹が張ってきた・・・
きっと素直な子供なんでしょう。


さて、妊娠というのは、
母体にとって本当に大きな変化のようです。
私も体質や嗜好が一気に変わりました。

つわりがある
トイレが近くなる(膀胱が子宮に圧迫されるので)
便秘傾向になる
下腹部がつる感じがする

というのは、そう言われているし、仕組みは理解できるし、
実際そうなりました。
でも風邪や怪我と違って
何か自分のコントロールのきかないところで
操られているような不思議なかんじです。

食べ物の嗜好は人それぞれのようで
よく「ご飯の炊き上がった匂いがダメになる」と言いますが
私はそうはならず(土鍋か圧力鍋で炊いているから?)、
ひたすら魚がダメでした。どうも生臭さばかり気になって。
普段は肉より魚なので、これは少し困りました。
たんぱく質は豆類で摂るようになりました。

コーヒー、日本茶、紅茶と順番に受け付けなくなり、
ネトル(ハーブ)にお世話になりました。
ネトルとラズベリーリーフは、妊婦に良いハーブティー
だそうです。
ネトルは葉酸が豊富で、貧血予防にいいとされています。
(また、花粉症の緩和にもオススメのハーブです!)

あとは冬なのに夏野菜(トマトなど)を好んだり、
酢の物など、やはりさっぱりしたものは食べやすかったです。
と思ったら、妙に揚げ物を欲したり。
乳製品も摂りたくなりました。
不思議。

妊娠初期の間は、普段食べる量の半分~3分の2くらいが
ちょうどよく、食べ過ぎると調子が悪くなりました。
体重が2、3キロ落ちてしまいましたが、
1月中旬から食欲が出てきて少しずつ戻って来ました。

そんな経過はありましたが、
概ね順調に初期を過ごしました。
子供も順調に(ちょっと小さいけど)育っていて
もうすでに、目や耳、心臓も四肢も完成しているそうです。
3週間前のエコーを見ると2頭身以上3頭身未満。
心音を聴くと「とくとくとく・・・」と速く打っています。

なにより、リラックスして過ごすことが一番大事。
心からそう思います。
「心身一如」が最近さらに実感できるようになりました。
心を緩め、呼吸を深くし、目を休めることが
骨盤を緩めることにつながるそうです。
さらに今は自分の中で育っている生命にも
影響を与えるかと思うと責任を感じます。

ずいぶん落ちついてきたので、
食事の献立を工夫すること、
体力強化の計画を立てていこうと思います。


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2.04.2010

太巻き

昨日は節分でしたね。

今日立春。
新しい一年を迎えるための大切な行事。

さて、最近は恵方巻きなるものが席巻し、
豆まきが影を潜めているような・・・

コンビニ、スーパーでは、
太巻きの嵐!
予約までするらしい。

しかし、どこどこの方角を向いてガブリ!
そんな情景を思い浮かべると、
何となく笑えるような、
それが幸せをもたらすような気にもなります。

豆だと商売的に利が薄いから?
斜に構えてみると、そういうふうにも見えます。

これまでの伝統がいとも簡単に変わってしまうのは
日本のお家芸。

それにしても、鬼を豆で祓い、
福を呼びこむ行為はいいの?

恵方巻きは
その年の恵方に向かって(今年は西南西)
黙々と食べながら、願い事をするというもの・・・

でも、これを見ると、
自分の利益をまた望むのか!
と少しがっかりしますね・・・

と言いつつ、
昨日の節分は太巻きを賞味しました。

なぜならば、
太巻きが大好物だからです!
太巻きを発明した人には食のノーベル賞をあげたいくらい。

海苔
酢飯
たくさんの具材が織りなすハーモニーは
贅沢極まりない。

日本を代表する食べ物、太巻き。
(勝手ながら)

それと、食材を投げることに抵抗がありますね。
食べても歳の分だけ。

いつまでも転がっているのが寂しいです。
半年後にソファーをどけたらコロッと出てきたり・・・

なので昨日の節分はオリジナルな感じで臨みました。

太巻きを自分で巻いて食べる!
ただ、それだけw

かねてより、自分で太巻きを巻きたかったので、
願ったり叶ったり(自分ルールではありますが)です。

巻くのは初めてなので、
まずは4種類の具材で巻いてみました。

アナゴ
タマゴ
キュウリ
カンピョウ



一個目は手前を巻き込むのがうまくいきませんでしたが、
二個目は最初の巻きで、
しっかりと手前にあった端を押し込み、
ぐるりとしたらうまくいきました。

ただ、やはりお結びと一緒で、
美味しく感じる圧がありそうです。

具材を調理してから巻くので
たった4種類でも時間がかかりました。
しかしその作業が結構楽しい。

やはり手作りは美味しかった!!!

これより田中家では毎年の節分に
太巻きを自分たちで巻いて福をもたらすことにします!

              ブリを漬けにして、紫蘇で巻きました。最高!


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2.03.2010

子供を授かって・・・

本日は田中マイコが書きます。

子供を授かり、7月に出産予定ということになりました。
人間が誕生して以来、連綿と続いていること。
でも個人的な体験としては未知なこと。
これから経過を綴っていこうと思います。

妊娠の可能性に気付いたのは11月半ば。
基礎体温もつけていましたし、
胸の辺りがムカムカするかんじがありました。
もしや・・・と思いつつ、
1週間は確かめずにそのあいまいさを漂っていました。

私は元々、子供がほしいと強く望んではいませんでした。
結婚する以前から、
自分は母性に欠けるところがあるとずっと感じていたので。

だから、結婚したら当然子供をつくる、という前提で
周りの人に言葉をかけられると、
とまどいや抵抗感を感じていました。
(その気持ちは今もあります・・・そうでない主義の方たちや、
 子供ができにくいご夫婦もたくさんいると思うのです)
 
そして、特に去年は義母の病気、そしてその後のことで
ずっと張りつめた生活を送り、
11月はちょうど一段落ついたところでした。
2010年をどう過ごすかについて諸々考え始め、
事業をどう拡大しようか、もっとたくさん仕事をしたい。
ダンスを始めたい。ボランティアも再開したい。
二人で長期で海外放浪の旅でもする?なんて話もありました。

そんな中の妊娠の可能性。

1週間、私の感情はニュートラルでした。
すごく嬉しいとか、タイミングが良くなくて困るとか
どちらでもなく、分からないという状況、心の行き先を
「どうなんだろうなー」とむしろ味わっていました。
(Kazooさんは早く確かめてほしかったのかも・・・w)

そして、妊娠が確認され
私はストンとまるごと受け止めました。

自分でもびっくりの境地です。
そしてその後も不安を一切感じずに過ごしていることも。

これが私なりの母性なのかもしれません。
この理由の見当たらない、静かに広がる動じない感覚は、
後天的なものではない気がします。

もうひとつ不思議なことがあります。
自分を取り巻く時間がゆっくりと流れるようになったこと。

身体の変化があるので、いつもと同じような動きはできません。
何をするにも普段よりはゆっくり作業をしているはず。
普段している作業量を同じだけこなせば、
時間がその分かかるはず。
なのに、時間がたくさんあるのです。

どういうことなんだろう・・・
せかせかと動くほど、時間が足りない!と嘆いていた日々。
まさに『モモ』の世界でしょうか。

もちろん周りの方のサポートもあります。
今まで一人で色々やろうとし過ぎていたのかもしれません。

普段よりのんびり歩き、まわりを見て、感じる。
気付かなかったことを発見する。

妊娠すると右脳が働くようになると
助産師さんに言われましたが、その通りかもしれません。

あと助産師さんに言われたことは、
「妊娠中のセラピストの施術はスゴイ!」とのこと。
注ぐエネルギーが二人分だし、
妊婦の手は愛情にあふれているのだとか。

それで思い出しましたが、
12月に「手のちから」というタイトルでブログに書いたこと。
あー、このときには二人分のちからが発揮されていたんだ!
子供に感謝です。

おかげさまで、つわりもそれほどなく、
去年の間はおとなしく過ごしてはいましたが、
仕事は変わらず続けています。
体調を見ながらですが、少なくとも3月(できれば5月)までは
セラピスト業はしていこうと思っています。
貴重な?妊婦セラピストの施術、ぜひ受けにいらしてください!

子供を授かるという予期していなかった出来事ですが、
12月、1月と身近な皆さんにお伝えし、祝福をしてもらう中、
新たないのちの誕生ということの希望、意味、喜びを
ようやく実感し始めています。

皆様、温かく見守ってください。

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2.01.2010

音に舞い、酒に舞う

久しぶりの
Organic Groove
(以下オーグル)

10年以上前、友人が立ち上げた、
唯一無二のライブイベント。

ジャム・バンドなるシーンを広めたのもこの男。

常にアンテナを立て、いいものを見極める、
その感性は人と一味も二味も違う。

僕は脚のことがあったから、
近年あまり顔を出せなかったけど、
昔はよく遊ばせてもらったな~。

やっぱりナマ音で踊るのが気持ちいい。

昨日久しぶりに復活したオーグル

最高でした。

こういう高品質の、
踊れるライブって日本では中々ないからな~

おめでとう。
そしていつまでも続くことを願います。

さて、年の標語
「舞」

昨日は当然、気持ちよく舞いましたよ。

最後の方は酒が身体の中を舞ってましたがw

帰りは身重のカミさんによっかかりながら帰ったそうな・・・


                            誰?
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