5.29.2009

スッコ~ンと抜ける 2

自分という存在に喜びを感じながら、
全ての存在に溶け込んでいる、
そんな状態・・・

これ、かなり気持ちいいと思いますよ。
スッコ~ンと抜けるに違いない。
モノにしよう。

では、どうしたらいいのか?

全ての存在に溶け込む・・・

それは今、自分を取り囲む環境に向き合い、
受け入れることから始まると思うのです。

否定力ありきでは無いということです。

否定はかなり強力で、
自分を際立たせる麻薬のようなものです。
否定の増大は孤立を生みます。

身の回りの環境・・・

自分と気が合わないと思っている人、
自分と違う生活スタイル(食事の仕方から、趣味まで)
思考・哲学・宗教・国、
あるいは、身体の痛みやクセなどを

「知らない!」
と辺縁まで追いやっていないでしょうか?

僕には思い当るところがあります。
自分に都合の悪いこと、
嫌いなことをいかに否定してきたことか!

僕は旅をし、沢山のことを経験してきました。
その反面、社会から外れたという気持ちがあり、
マジョリティー(団体精神のようなもの)を否定して、
自分の存在意義のようなものを確立していました。
格好よく言えば反骨精神になり、
今となれば荒野で吠えていたようにも思えます。

20代の僕は成長するために、
相当の否定力で肉付けしてきたということなのです。
その分、孤立も味わいました。

その反動か、脚の事故のおかげか、
「そうじゃないだろ!」
と気づかされました。

  ~全ての存在は網の目のように繋がっている~

これは古来より当たり前のように言われてきた哲学であり、
現代で言えば量子物理学の行き着いた先でもあります。

ここに今一度立ち戻らないと!

それにはやはり
今ある環境に向き合い、
受け入れることから始めることだと思うのです。

全てのモノ、事象は自分が映し出した鏡なのだから。
自分が創り上げていると言ってもいい。

それが自分にとって合わないものならば、
どうすればより良くなるかを考える。
もしくは何かを知らせるサインなのかもしれない。
否定して無視することは簡単。

しかしこれは今の世の中を象徴すように、
問題は消滅せずに堆積していくのです!

一番身近な身体を見れば分かります。
少しの痛み、気分の落ち込みを無視することはできます。
ここで向き合って、受け入れていれば
問題は最小限に抑えられます。

しかし、そんなことないと否定し無視することによって、
問題は静かに増殖し、いつか爆発することになります。

身体や心の部分を否定して、
全体から追いやってしまう・・・


「向かい合い、受け入れる」
この先に全ての存在に溶け込んでいる状態がある。

さて、これこそ僕の今歳やるべきこと。
40歳に向けての意気込み。
大きな壁ですが、本気でいきますよ!

間違いなく気持ちいいはずだから。

人気ブログランキングへ

5.28.2009

スッコ~ン!と抜けるために 1

近年は一年に二回、
目標を新たにしています。

新年と誕生日。

何となく区別はあります。

新年の目標は
一年を通して大まかに自分を成長させるためのもので、
単年的であります。

今年は
「笑」
合格点にはまだ遠い・・・
後半取り戻さないと!

さて、誕生日の目標はというと、
将来を見据えて、今歳、何をすべきかというもので、
複数年的であります。

今、念頭にあるのは40歳という節目。

数年前、僕のマスターが
「人間は40歳からが勝負。
 それまでに何するか決めればいい」
と言っていました。

僕はその言葉が頭の中に残っていて、
40歳になったら脇目を振らずに走れるようにしようと、
節目を設けていました。

40歳になったら何をするのか?

骨格さえあればうまく肉付けされるはず。
まずは自分がどんな状態にあるのかを
イメージすることが大切だと思うんです。

僕は40歳になったら、
全身全霊、脳天から爪先まで
「スッコ~ン!」
と抜けていたいんですよ。

こう言ってしまうと、
ただぶっ飛んでいるだけの人になってしまいそう・・・
そうでもありますが、そうでもありません。

ただ、自分が一つでありたいのです。

脇目を振らないとは、
スマートでシンプルであるということです。
余計な物がそぎ落とされ、
分裂していたものが一つに帰していく・・・

こころとからだ
自我と霊性
僕と自然
あなたとわたし・・・

一つに帰して僕が消滅するわけではありません。

自分という存在に喜びを感じながら、
全ての存在に溶け込んでいる、
そんな状態。

先日37歳になりました。
スッコ~ン!まであと三年。
重要な歳になりそうです。

さて、どんな一年の目標なのか?

明日書きますw

5.25.2009

ひょうたんから駒、ではなく・・・

本日は田中マイコが書きます。

うちの庭。
華やぎを与えてくれたたくさんのさくら草も終わり、
5月上旬の主役はこの子でした。

                        テッセン


つぼみから花開くまで、勢いがありました。
毎日5つ6つと薄紫色の姿を開放していく。
ネットにツルをうまく這わせてあげられなかったので
葉がこんもりしてしまいましたが、
5月の陽射しを浴びて
ひとつひとつの花が意気揚々としていました。

そして現在の主役はこの方・・・

                         芽が出た当時。

ちょっとした裏話があります。

2年前、友達がうちに遊びに来て、一緒にスイカを食べました。
酔ったいきおいで?皆で庭に種を吹いて、
スイカがなるといいね~なんて言ってました。

そして去年の春。
スイカの芽らしきものを発見!
本当にスイカができるとは思っていませんでしたが、
なんだかとてもワクワクしました。

しかし・・・
私達が6月に旅行で家を空けている間、
マンションの管理の一環として除草作業が行われました。
専用庭のまわりの草木の手入れだけだったはずなのですが、
たぶん気を利かせた作業の方が
うちの庭の雑草もきれいにしてくれて・・・
そしてスイカの芽も消えてしまいました・・・

そんな切なさも忘れていた今年、
その芽に似た子を発見!
しかも2つもいる!!

一昨年のスイカの種から芽が出るなんて。
トキメキました。
大事に大事に、愛情と水を注ぎました。

太陽の光と雨、天からの恵みが交互に与えられる中
ぐんぐん大きくなりました。

そんな折、Kazooさんが言いました。
「これ、本当にスイカかなー?」

調べてみると。
最初に出てきた芽は確かに似ていたのですが、
スイカの葉はもっとギザギザしていて、全く別人。

・・・ではこの子たちはダレ??

Kazooさんはネットで調べた結果、
キュウリにそっくりだ、と言いました。
ウリ科は芽が似ているようです。
いつのまにか、キュウリの種が土に混ざった?説。

キュウリ、かぁ。。。

いや、キュウリだって嬉しいですけど
トキメキぐあいが正直違う・・・

しかし!
さらにどんでん返しが。

「これ、ひょうたんかも!?」

以前ひょうたんランプを作ったとき、
中身のワタと種を取り除きました。
確かに、その作業をしていた場所に芽が出てる!
http://neo-activism.blogspot.com/2009/03/blog-post_8118.html

一気にトキメキ度が倍増!(笑)

早速、田んぼでお世話になっているノリさん
(ひょうたんスピーカー作りもされています)に、
育て方を聞きました。

鉢などに移しかえずに、
そのままツルを誘引して育てることになりました。
ひょうたんの根は横に広がるので、
下手に動かさない方がいいとのこと。

力強く育ってますからね。大事にしたいです。
ひょうたんができたらランプをたくさん作れます♪
(まだ残る一個に取りかかれていませんが・・・)

ひょうたんから駒
とは言いますが、
うちの庭からひょうたん?の出来事。

あ、でも・・・
きゅうりの可能性だってまだありそう。
初心者はいろいろ見分けがつかないのです・・・
どちらにしても、植物の「生きる力」には脱帽します。
今後の育成に注目です。


人気ブログランキングへ

5.24.2009

祝! 初優勝

安馬(アマ)こと
日馬富士(ハルマフジ)が見事初優勝しました!

おめでとう!

体重126キロと角界では小柄ながら、
動きの速さと練習量でそれを補っています。

今日の本割での琴欧州戦は
まさに日馬富士の本場所を物語っているいようでした。

琴欧州に左の上手を取られて
グイっと引きつけられたため、
日馬富士の右手はバンザイしてしまいました。

絶体絶命

そして琴欧州が右に身体を移し、
フィニッシュを決めに入った刹那!

バンザイしていた右手を首に回し、
琴欧州の体重移動を利用して思い切り投げました。

イッポ~ン!

見事に巨体を投げ飛ばしました。
美しい。

この機転の効く勝負勘。
見ていて気持ちいいですね。

優勝決定戦では横綱白鵬を倒しての堂々たる優勝。

おめでとう!

しかしモンゴル勢は強いな~
人気ブログランキングへ

5.22.2009

復元力 2

生きるとは・・・

人が追い求める壮大なテーマ。
山頂が雲に隠れている巨大な山のようです。

この難問を生物的な視点から捉えてみます。

人はただ生きているだけでも、日々、多かれ少なかれ
ストレス、環境汚染、ケガの危険、将来不安
などにさらされています。

そのような外的要因は
精神的・身体的疾患に発展していきます。

ケガすればどこかに傷を作り、
ストレスにさらされれば自律神経が不調になり、
環境に汚染されればアレルギーを作るといった具合です。

こうなるのを避けるため
事前に外的要素を取り除くのは賢い生き方でしょう。

しかし物事は予測できないのが常。
何かしらの疾患を負うのは自然法則でもあります。

そこで、その身体の異変に対して、
もとの状態に戻ろう、治そうという強烈な力が働きます。
これを復元力=ホメオスタシスと言います。

つまり、生物的(ネゲントロピー的)な視点からいいますと
生きるとは、
まさに復元力をいかんなく発揮するということなのです。

さて、復元力をいかに「いかんなく発揮」するか?

以前ホメオスタシスのところで少し触れているので、
ここでは身体からみていきましょう。

復元力を司るのは身体のどこなのか?

これは科学的に証明されていないので、
僕の持論となりますが、
復元力をつかさどる部位は、
「肝臓」
だと考えています。

なぜか?

それは身体の部位の中で唯一再生能力があるからです。
例えば何かの要因で3分の1を無くしたとしても、
またニョキニョキ生えてくるのです!

まるで切れたトカゲのしっぽのよう!

これ、すなわち元に戻るということ。
しかもこの臓器だけ・・・

神秘的ではありませんか。
そこで僕はこの臓器こそが
復元力を象徴していると感じてしまうのです。

肝臓は生体の化学工場と言われるくらい、
働きが多岐にわたっています。
それくらい大事な臓器・・・

この理論はあながち間違いではないと思います。

さて、復元力をいかんなく発揮するために
肝臓をケアしましょう!

そろそろファスティングの時期なので、
併せてケアしてみます。

人気ブログランキングへ

5.20.2009

身体のクセを知りましょう

本日は田中マイコが書きます。

日々、肩こりや腰痛などなどの不調を訴える
クライアントに接するわけですが、
もちろん私自身の身体も疲れることはあります。

施術が続くと身体の使い方の悪いクセが出てきて
同じ部分が凝ってしまいます。
放置しないでストレッチなどでリセットするよう
心がけています。

よく、お客様は心配してこうおっしゃいます。
「自分の身体は歪んでいる」
「骨盤が曲がっている」
「片方の脚が短い」

確かに大きな歪みは良くないのですが、
全く左右対称の身体はありえないでしょう。
そもそも利き手や利き足がある時点で、
左右の体の使い方異なるのは当然のことです。

でも、その違いが助長されると痛みや不調になり得ます。
まず自分の身体のクセを知ることが大切です。
そして、そうならないような身体の使い方を見つけることも。

先日の田植えの後、ロングコースの施術が2件入ってました。
疲れるかなぁと内心心配でしたが、
思いのほか調子が良かったです。

前回Kazooさんも書いていましたが、
身体をいつもと違う状況に置くことで
普段使わない筋肉が活躍し、
バランスが取れたのだと思っています。

また先週、久々に近所をジョギングしたときも良い効果が。
実は「逆ダイエット」は、しばらくお休みしていました。
イボの根は深くてなかなか治らず、
足の親指で地面を蹴ることができずに
走ることを避けていました。そして筋トレもサボり気味に・・・

走ってみると、
仕事でかたまっていた筋肉が解放された感覚!
その後忙しくても、疲れを感じずに済みました。
田植えもジョギングも、リセットの良い機会だったようです。

整体やマッサージに頼りすぎることなく、
自分でケアすることは健康への近道だと思います。
そんなことを書いてしまうと仕事に差し支えますが・・・w

ただ、自分の観察だけで
身体を知ることは難しいかも知れません。
「姿勢を良くしないと」と言いながら、
胸を張って背中や腰を反り過ぎてしまう方は多いです。
背中の筋肉が縮み、逆につらくなってしまうので
一緒に位置を確認しながら修正します。まさに「整体」

持って生まれた骨格や体質も加味しながら、
長年培ってきた姿勢や歩き方のクセを知り、
そして普段の生活で気を付けていくようにすると
筋肉のつき方、バランスも変わってきます。
そして、凝りや痛みがなくなっていけばずいぶん楽ですね。

私も逆ダイエットはサボっていましたが、
腹筋を意識した姿勢、内転筋を使う立ち方などを
注意することで、今までと違う筋肉が少しずつついてきました。
体重は46.5kgくらい。

ダイエットも逆ダイエットも、一朝一夕にはいきません。
でも、もう少し加速して身体を鍛えなくては・・・
再スタートをここに誓います。

人気ブログランキングへ

5.18.2009

田植え 2

稲作はホリスティックに人の健康をサポートする。

声を大にして言いたい。

例をいくつかあげてみましょう。

○衰えてきた足の機能を目覚めさせる。
 
 ・・・足には細かい筋肉がたくさんあります。
   しかし現代は平らな地面を性能のいい靴で過ごすため、
   足の指で地面をけったり、踏んばったりしないため、
   その細かい筋肉群が使われず、衰えてきています。
   女性のヒールもしかり。
   キュウキュウに締め付けられるため、筋肉の弱化と共に
   足が変形してくる。 
   これらは腰痛の原因となり得ます。
 
 →田んぼに入り、ぬかるみで作業をしていると
  足の指でしっかりと地面を捉えないと倒れてしまう。
  三次元的にあらゆる方向にバランスを取るので
  足の細かい筋肉は大活躍。
  しかも身体の一番遠くにある部位なので
  脳からの指令系統が活発になり、
  普段眠っていた脳の回路がオンになる。 

○自然と一体になる

 ・・・海や森を見て「あ~自然だ~」って、
   僕らの常識はそんなことを言う。
   しかし、これは都会の閉塞感からの息抜きに過ぎない。
   都会の対義語として使われるかぎり、
   現代社会の病からは抜け出せない。

 →人と稲は何ヶ月間か太陽の下で平等に陽を与えられ、
  生命運行を共にする。稲作に携わるとその生命運行を
  間近で見て、感じることができる。
  さらに米を食すことにより、それが身体の一部になるので、
  すなわち自然と一体となる。
  様々な野菜が同様だが、米の摂取量は圧倒的です。
 
○脳のお掃除

 ・・・現代の情報量は半端じゃない!
   要らないものも多すぎると思うのですが、
   一たびPCを開けてしまえば、
   強引にたくさんの情報が飛び込んでくる。
   目をつむる訳にはいかない。頭は覚醒して回転しっぱなし。

 →農作業全般に言えることですが、
  作業に没頭するので雑念が消え失せます。
  無心になれ、仕事で貯めた脳内の澱がきれいに流されます。

○電流アース

 ・・・人間の身体は電気信号のやり取りで動いています。
  とくに都会では土がないため、
  足に流れた電流がコンクリートで跳ね返されて、
  うまく抜けていかない。

→ひざ下までぬかるみに入ると、
 滞留していた電流が土に流れていきます。まさにアース!
 作業後にスッとした晴ればれとした気持ちになるのは、
 この作用によるものだと思っています。


他には家族や仲間、その知り合いなどと田植えをすることで、
新しい関係が生まれてきます。

ざっとこんなところですが、
いかに稲作が次世代のホリスティックな健康を
つかさどっているか分かっていただけたでしょうか?

稲作は失った感覚の再結合であり、
新しいコミュニケーションを作るための
可能性を秘めていると言えるでしょう。      


さてさて、先週に引き続き、田植え第二弾を終えました。

大栄インターに着くまでは、前日の予報通り雨。

日程がずらせないため、
多少の雨でも決行しようと向かいました。

現地に着くと、重厚に垂れこめていた雲が、
半紙のように薄くなり、雨も霧雨に変わっていきました。
どうせならやんでほしい。

そんな願いが届いたのか、
不安定な状態ではありましたが、
雨に降られることはなく、無事田植えをすることができました。
感謝、感謝。



          先週植えた場所。稲はピンと立って整然としている。


人気ブログランキングへ

5.15.2009

復元力 1

復元力
僕の最近のキーワード。

ハチで起きていることは人間でも起こりうる。

身体の復元力なんて、
かなり劣化しているに違いない。

風邪かなって思ったら風邪薬。
疲れたなと思ったらビタミン剤、滋養強壮系。
頭痛いと思ったら鎮痛剤。
ウンチでないなと思ったら下剤。
太ったなと思ったら胃切断w

ほどほどに。

なってしまったら仕方ない。
しかし多くの人が予期不安から
いとも簡単に薬を頬張っているのが現状です。

本来人間には治す力が備わっているのです。
その力は教科書的な理解を超え、
無限に広がる可能性を秘めています。

ところが上記のような現代的な対処をしていると、
その力が出てこないように蓋をしめ、
外部から借りてきたパワーのみに頼ることになります。

原因が100%分かっていて、
その100%を確実に叩けるのなら良いのかもしれない。

しかし現状は、原因がわからないことばかり。
一つの病気にはあまりに複雑な要素が入り込み過ぎて、
因果的に解決することが難しくなっている。

遺伝、生活環境、時代性、その人の性格・・・

そういう意味では最近よく聞く、
オーダーメイド医療なるものの時代がくるでしょう。

しかしこれも限度はあるでしょうね。
原因を過去にさかのぼってつなぎ合わせるなんて、
それこそSFの世界となってしまいます。

だからこそ自分に内在する大いなる力を
引き出すことが大切なのです。

キズができたら早くふさごうとする力。
風邪をひいてしまったら、熱を出しきって治ろうとする力。
外からのあらゆる異物に対処する免疫という力。

不測の事態が起こるのは世の常。

大切なのはいかに復元するのかってこと。
なるべく自分の力で、ダルマがごとく起き上がりたい。

これを書いていたらホメオスタシスを思い出しました。

まさに復元力!

これは訓練やケアによって
十分に引き出せるものであります。


人気ブログランキングへ

5.13.2009

葉山芸術祭

本日は田中マイコが書きます。

第17回葉山芸術祭に行ってきました。
去年、ある雑誌でその存在を知り、
ずっと行ってみたいと思っていました。

海と山、のんびりした空気の葉山町
車1台がやっとの細い道に点々とあるギャラリー
個人宅を開放してアート作品を展示するスタイル

参加している店(個人)は100以上あるのですが、
それぞれ開催期間が違い、しかも平日で
オープンしているところは少なかったのですが、
いくつか見て回りました。

engawa cafe&restaurannt」内の
「手ぬぐい・りんりん」の手ぬぐい
手ぬぐいってタオルより自由で、確かにアート。
古民家を改装したengawaの雰囲気も素敵でした。

「閑」の味わいのある色の衣や器
「あかり」にて展示された「Yogu」染め物

ひょうたんランプ・古布の帽子・水彩画
の展示(作家さんは別々)をされているギャラリー
こちらは谷吉さん(ひょうたんランプ担当)の個人宅。
伺った途端、3人のおばさまから大歓迎され、
お茶とお菓子までご馳走になりました。

私も自己流でひょうたんランプを作ったのですが、
ひとつ残っているひょうたんは未だ手つかず・・・
とりかかるきっかけになればという気持ちもあったのですが、
それ以上に沢山のひょうたんと作り手に心動かされました。

主に谷吉さんのご主人が作っているとのことですが、
この日は不在。でも奥さまの勢いはすごかった!

ひょうたん部屋の電気を消し、ランプに明かりを灯しました。
壁に映る光と影のコントラスト。
細かく見るとVの字型の光が無数に飛び散っていて
全体に身を委ねるとやわらかな光の世界へ連れて行かれる。

一つ一つ由来やコンセプトを丁寧に説明をしてくださる奥様。
最初は奥様が始めたけれど飽きてしまい、
根が細かいご主人が引き継いで、という経緯があるとのこと。
お二人で、10年で200個以上制作したそう。

部屋を明るくすると、色とりどりのランプたち。




最初はひょうたんに穴を開けるだけだったのが、
部屋が明るいときも置物として楽しんでもらいたい
という思いがわき上がり、カラフルな作品が生まれたそう。

「私はいたずら好きで、人を驚かせるのが大好きなの」
とチャーミングに笑う奥様は、実は70歳を超えた方。
「驚かせ楽しませることばかり考えている、アーティストね」
内に秘めたパッションをひしひしと感じました。

虫喰いで穴が開いてしまったら、その穴を星に見立て、
表面がしわしわのひょうたんなら、それを活かした作品に。
「工夫をすれば、欠点なんて何もなくなるのよ」

飛行機で隣り合わせただけの外国人を家に泊めてしまう!
という谷吉さんはかなりツワモノだと思いますが、
今回出会った葉山の方々の
初対面の人に対する垣根の低さには、和みました。

すっと同じ空気に入るナチュラルな雰囲気。
作品や意図を誇示しないのに、
しっかり伝わってくる作品への愛情。
そして、積み上げてきた時間と思いを感じさせるまっすぐな目。

個人宅を開放してアートを謳歌するというスタイルは
葉山在住の方々のキャラクターがあってこそ、でしょう。
来年はもっとゆっくり回りたいです。
今年の開催は5月17日まで。おすすめです。


人気ブログランキングへ

5.11.2009

田植え 2

痒い!

昨日の田植えで何者かに足を刺され、
痒みで頭の中が支配されています。
5ミリほどの腫れが両足に何か所も・・・

まいったな~

田植えが終わり食事をしていた頃、
足は徐々に痒くなっていた。
足を見ると確かに小さな虫がまとわりついていましたが、
初対面が故それほど気にしませんでした・・・

後効きです!
今日になって右肩上がりに痒くなっているではありませんか!

たぶんこ奴です。
ヌカカ

一ミリに満たない強烈な吸血昆虫。
かなり手ごわいです。

来週も田植えがあるので、
しっかりと対策をしてゲストを迎え入れたいです。

自然だからこその苦悩・・・

痒くてもう書けませんw

人気ブログランキングへ

5.10.2009

稲作 田植え


今日は田植えでした。

言葉は要りません。
今日の空気を味わってください。
参加していただいた方、お疲れ様でした!


           田んぼに線を引きます。この線に沿って田植え。


           線を格子状に。すでに引いた線は踏まないように!

           前回ガラスハウスから田んぼに引っ越した苗たち。
            
                  田植えの仕方と「ヒノヒカリ」の説明。

                       根っこに力がある!!

                  いざ、みんなで田植え。一人3列。
             苗を3本ずつ、格子の交点に植えていきます。


                        堂に入ってます。

                     きれいに苗が並びました。


                      ヒミツのミーティング中。
また来週、田植えします。
参加ご希望の方はご連絡ください。


人気ブログランキングへ

5.07.2009

蜂の間で起こっていること

膨大な情報量。
フィニッシュするのに時間がかかりましたよ~

「ハチはなぜ大量死するのか?」
ローワン・ジェイコブセン著




友人が現代版
「沈黙の春」(レーチェル・カーソン著)
だと教えてくれたので、早速読んでみました。

「沈黙の春」は
1950~60年代の環境問題について語られているので、
人間の無知な環境破壊については考えさせられるものの、
実感はいまいち湧いて来なかったのを覚えています。


ミツバチが大量死している。
2007年までに北半球のハチの4分の1が消えた。

本書は
この、ミクロで起こっている大事件を解明しようと、
探偵がごとく、
犯人と思しきウィルスや原虫などを細かく調べ上げ、
しらみつぶしにしていく展開となっています。

結論から言いますと、犯人は特定されません。

しかし、この著者が明らかにしていく過程で現れる、
「疑わしき者たち」
を知っていくと、犯人は特定されないものの、
確実に原因を作っているだろう大物が露わになります。

人間・・・

今、人間が関与してハチの世界で問題になっていること。

・多くのウィルスに侵入されまいと抗生物質を投与しているが、
 ウィルスは耐性をつけて、絶滅はされていない。

・ヘギイタダニを駆除するために強い殺虫剤を投与するが、
 最初は効果があるものの、すぐに防御力をつけてしまう。

・夢の農薬として開発された「ネオニコチノイド」。
 その葉や実を食べてしまうと虫は痺れ、死んでしまうが、
 ハチも例外でない。

・高い付加価値の果実を得るためには多くの花を
 受粉させなければならないので、大規模農園では、
 それこそ何万箱というハチの巣箱を必要とする。 
 そのためにハチは
 長い距離を移動させられて酷使させられる。

・女王蜂が輸入され、産まなくなったらハイ、さようなら!

・様々な要因で弱ったハチにはサプリをあげ、
 シロップまであげてしまう!
 (ハチは何をするために生まれてきたのだろうか?)

このような複合的な要因が絡み合って、
大量死が起こっているのだろうと著者は推測しています。

きっとその通りだと思います。

限界なんですよ。

ここでは個別的な原因を探るよりは、
巨視的な視点に立ちかえって捉える事が大切でしょう。

さてさて、上記に挙げた、
ハチの世界で問題になっていることを見ていると、
気づくことがあります。
それは、人間をはじめ、家畜、動植物などで、
今、起きている問題の鏡となっているということです。

人間なんて、
まさに当てはまることが多いのではないでしょうか!

ただ、利潤のみを追求するために働き、
そして疲れ、弱ったのでサプリを飲み、
ウィルスに冒され、抗生物質を飲むが、
耐性のブドウ球菌が新たに生まれ、
さらに新しい抗生物質を作るが、さらに耐性をつけられ・・・

危機を煽るつもりはありませんが、
この先、どうどうめぐりなことは明らかです。

著者はこの問題の解決の手がかりとして、
オーガニックに養蜂している人の
言葉にヒントを得ています。

「復元力」

そう、まさに医療もこの言葉に集約されるのですが、
自分に内在する治す力、
復元する力を最大限に引き出せるように
鍛えていこうということなのです。

さらには共生というキーワードも出てきます。
ダニが発生するのを根底から叩くのではなく、
ある程度の発生は許し、
共生することで均衡が保たれるというものです。
これを広義で多様性とも言います。

復元力を養い、
多様性を身につけるためにはどうすればいいのか?

皆一斉に余計なことを止めましょうw

しかし、これは難しい。
そして忍耐が要求される。

もちろん科学をないがしろにして、
昔に戻れということではありません。

ただ、複雑になり過ぎたシステムの澱をすくい取り、
身軽にすれば、シンプルにすれば、
余裕が生まれて、
新しい回路が見いだせるではないかと思うのでした。


久しぶりに環境に関して考えさせられる一冊でした。

人気ブログランキングへ

5.05.2009

関係図のススメ

本日は田中マイコが書きます。

「木を見て森を見ず」
細かい点に注意しすぎて大きく全体をつかまないこと。

ホリスティックな健康を目指していながらも、
ふと気づくと、この状態に陥ることが多いです。

整体師としての視点では
クライアントの一部の痛み(木)→身体のバランス(森)
ということも言えますし、
一部の痛み(木)→こころも含めた全体の健康(森)
延いては、→生活習慣、社会での位置づけ(森)
さらに、→生き方(森)
につながるとも言えます。

クライアントの身体の痛みに対し、
自分がどれだけのことができるのだろう。
と考えると、正直、迷路に入り込んだ思いです。

「木を見て森を見ず」
あるコミュニティで問題が発生したときも然り。
問題に関わる人たちが解決をしようと躍起になりますが、
その際もこの現象は起きやすいです。

身近で起きた問題に対し、
そんなことを感じながらも客観的に解決法を考えていました。
でもそんな中、突然気づきました。

自分と切り離して問題をとらえているという事実に。
見方を違えることで、何かが変わるのではないかと。

問題(木)の解決法を、全体(森)から考えると良いというのが
元々の意味ですが、ここで思ったのは、
自ら森の中に入ってそこから全体を見渡したとき
それはどう見えるのか・・・ということです。

どうしたら、そこに身を置くことが自然にできるのだろう?
直感で私がしたことは、自分と周囲の関係図を描くことでした。

私-Kazooさん(夫婦)の単位から
両家の両親、兄弟。仕事場、属しているコミュニティ、友人。
それぞれにおける私の立場、感じていること。
さらに、過去の私、未来の自分の展望。

これを表すことを何かが待っていたかのように
スラスラと書き上がりました。

自分って一人だけど、たくさんの自分がいるんだ。
幼稚な感想ですが、そう思いました。
色々なポジションで、様々なふるまい方をしている
という新鮮な発見がありました。
例えば、調整役だったり、助けられていたり、気軽だったり。

そして、全体が成り立つために自分がそこにいることが必要
という実感。
自分の存在に価値があるのか、なんて思うときもありますが、
もし欠けたら、全ての関係性が崩れてしまうとわかります。

ということは、直接関わっているつもりでなくても、
自分の何かが原因で問題が起こっている
とも言えるかもしれません。

そんなふうにとらえていくことは、
ホリスティックな生き方のヒントになるように感じました。

さらに、関係性の本音を明言化することで、
現状の自分をよく把握でき、
自分の方向性が見えてくるという副産物まで。

木を間近に感じるために森に入ったら、
自分も一本の木であり、森であると知りました。
関係図をつくってみること、おススメします。


人気ブログランキングへ

5.03.2009

国破れて・・・

国破れて山河あり・・・

戦に負け、畑だけが残った・・・



エカキハンターの毎朝のアタックにもかかわらず、
エカキムシは増え続け、
しまいには他の植物に影響が及ぶようになってしまいました。

これはいけない。

泥縄的に、木酸酢を吹きかけたのですが、
効き目は一向に出てこない。

はやる気持ち。
増えるエカキ・・・

仕方ない、全部抜くしかない。

未熟な実もあるものの、これ以上放置するわけにもいきません。

全ての実を採り、ごっそりと抜いてしまいました。

この二週間、
しっかりとエンドウを存分に楽しむことができました。
御馳走様。ありがとう。

今後はもっと早く手を打たないと。

●今回の反省点・課題

・虫が出たら放置しないですぐに対策を。

・土が窒素過多の可能性あり
 →次の作物は窒素を抜いてくれるものを選びます。

・コンポストの土を長く寝かさないで使用しているので
 これからは半年以上寝かすようにします。  

次回のためにさらに強力な自家製虫よけを造りました。

ホワイトリカーにニンニク、鷹の爪をぶっ込むだけのものです。
三ヶ月くらい寝かせれば出来上がり。







すでに異臭を放っている・・・
効きそう!

人気ブログランキングへ

5.01.2009

情報をどう取るか?

先走って大げさに取り上げてみます。

パンデミック

ここまで来ると問題は情報をいかに把握するか?
となってきます。

先日の日記では、
情報源を「現状では」と限って
厚生労働省のページを載せましたが、
ここら辺りから視点を変えてもいいかもしれません。

感染の疑いのあった横浜の高校生は、
新型インフルエンザの疑いは幸いシロでした。
名古屋の男性もシロのようですが、
今後この手の疑いは次から次へと出てくるでしょう。

さて、情報というのは流す側の意図が
多かれ少なかれ紛れ込んできます。
特に大きな混乱を招くような出来事(戦争をはじめとした)
には統制を取るための操作が生み出されます。

例えば今回で言えば、
アメリカが豚インフルエンザとの呼称をやめて、
インフルAとしました。
豚肉が売れなくなるという経済的な配慮からなのですが、
かなり小手先な話だと思います。

当然国民をパニックにさせたくない、そんな意図が先立ちます。
もちろんガセネタをうっかり流してしまうなど、
失敗は許されないので、情報は吟味されるでしょうが、
本当のことを言うかどうかは状況によって左右されます。

「もしかしたら、本当のことを言わないかもしれない」
情報を取りつつも、
このように疑ってかかろう、ということなのです。
残念ながら・・・

特に、よりパンデミックが深化して、
巷に広まったとき、情報に対してどう向き合うか?
という課題がでてきます。

そうなると情報は洪水のように溢れかえります。
大本営発表から、ネット、井戸端会議、
人づてに伝言ゲームのように虚偽さまざまが錯綜します。

どうすればいいのか?

まずは何よりも泰然とすることですね。
少しでもあせったら決して真実をつかむことはできない。
何が起こっているのかを自分の目で確かめて、
吟味して、判断する。

結局それしか残されていないのです。

これはどんな情報にも言えることですね。


人気ブログランキングへ