12.22.2007

ホメオスタシス 3

自律神経の安定…

前回の日記で自律神経は
自ずと律していて、意識のもと指令をださないと書きましたが、
実は一つの機能だけは意識下でコントロールできるのです。

それは呼吸。
呼気、つまり吐くのは副交感神経で
吸気、吸うのは交感神経となります。

イライラして血圧が上がるような、交感神経優位にある時は、
呼吸が浅く、吸う方が長くなっています。
そんな時は、
「フ~~~~ッ」
と吐く息を長くし、何度もくり返して
副交感神経を優位に持っていくのです。

逆も然りですが、
現代社会を見回してみると圧倒的に
交感神経優位が多いと思います。

ストレスのキャッチボール。
かわすことができない人は
大きくなったボールを受けてってしまい、
使用済み核燃料のように最終処理が大変になってしまう。

はいはい、そんな時は吐く息長く!

自律神経の安定は呼吸が第一。

次に来るのは生活のリズムでしょうか。
これまで人間の生活は
太陽の光によってリズムが刻まれていました。
夜暗くなって寝、朝太陽が出て起きる。
ごく自然。
しかし産業が発展して、夜も寝ないようになりました。
大革命ですね。
何百万年とヒトやってきて
夜も人工の明かりで起きていることができるようになりました。
この自然のリズムの崩れは相当大きい。

もしかしたら何世代か後になったら、
夜寝ないような状況に適応するためのホメオスタシスが働き、
その遺伝子が引き継がれるかもしれません。
人間の適応力も素晴らしいものがありますからね。

しかし現代人(たまに夜型の凄い人がいますが)
には無理がきます。
ここを直して生活にリズムを付けるのが第二。

都会の無機質さ、
つまり普段の生活で自然に触れていないことが
自律神経をアンバランスにしているとも考えられます。
木に触って「ホッ」とすることも多い。

ビルや高い建物が立ち並んだため
遠くにあるものを見る習慣がなくなりました。
特に月。
どんな形か一昔前は夜空を眺めれば一目で解ったはずですが、
いまや月を意識することもない。
人の体は60%以上が水分でできているので、
潮の満ち引きのように、
月の引力に影響されないわけがありません。
無視せずに、今日はどんな形なのか、
見えなくても解っていることも非常に重要になると思います。
身近に自然があり、それに触れるか、
自然を常に意識するかが第三。

食も大事ですね。陰陽ありますから。
それとよく噛む。

匂い大事です。
アロマで落ち着く香り、あがる香りがありますね。
音も然り。

まずは自分を客観視し、
自律神経がどちらが優位なのかを把握します。
それはそんなに難しいことではありません。
もしよかったら私に聞いてください。

それからアンバランスを修復するため、
ゆっくりするのか、はやくするのか、
生活に味を付けて、
ホメオスタシスが働きやすい状態に持って行きましょう。

ここに健康が生まれます。

2 件のコメント:

さんのコメント...

薬草などが調べられるホームページです。
結構詳しく載ってるからいろいろ参考になると思うよ。 
冬場は、コーヒーを紅茶に変えるだけでも体の暖まり具合は変わってくると思います。

http://www.naoru.com/ なかなかマニアックです。
http://www.e-yakusou.com/sou/index.html  こちらは図鑑みたいで見やすいです。

kazoo さんのコメント...

ありがとう。
後者は見やすくていいね~。
しかし両方とも大変な作業ですね。

色々教えてくださいね。