9.29.2007

ミリキタニの猫

戦争は家族を引き裂き、
一人の人間の人生を奈落の底に蹴落とします。

ミリキタニ
80歳を過ぎた路上の画家。
日系人で戦時中は収容所に入れられていました。
家族とは離れ離れになり、独り、底から這い出し、
ポリシーを持って路上で絵を描き続ける…

語る一言一言重みがあり、
しかし絶望の言葉ではありません。
時には皮肉のようなもので笑わせてくれます。
何より生の大切さ。
信念がここまで折れない人もすごいなと思いました。
しかも80才で映画化されるなんて、
大器晩成もいいところではありませんか!

なかなか展開のあるドキュメンタリーで、
終始スクリーンを見ていました。

おススメです。

http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=91


見所は彼の姿勢の変化。変わり行くファッション…

9.27.2007

ロマニスト 玄 2

Baja(バハ) 1000 
11月13日開催
それはバイク、バギー、4輪のオフロードレース。

カリフォルニアのクレイジーな連中が
考えたレースだけに極限を追求したレースです。
http://jp.youtube.com/watch?v=6kno9wXhPP8

今年は40周年ということあり1000マイルが
1300マイル(2080km)に伸びたそうです。
タイムリミット53時間…

2080km
なんと、青森から鹿児島までの距離にあたります。
もちろん道は舗装されていません。

玄いわく、世界一過酷なパリ・ダカールラリーと比較され、
距離や日数的に少ないので
このレースはやや下に見られるらしいのです。
(ちなみに玄は中学生の頃パリダカに
ナビゲーターとして出場しています。)

しかしパリ・ダカは持続力が試されるのに対して、
バハは2000kmのスプリントを競うという
少し意味合いの違った競技なのです。

アメリカ人はエクストリーム(極限)が大好きですね。
何でも死の一歩手前までワザを極めようとします。

ヘリコプターで峻険な山の山頂まで行き、
ほとんど直角にしか見えない所を滑るパウダースキー。
スノボーも然り。
フリークライミング。
この手の人は登った後スカイダイビングをしたりします。
モトクロスバイクでジャンプ台を跳び、手を離したり、
回転したり…

クレイジー。
ただこの言葉しか当てはまりません。

さてこのレースのクレイジー、
それは昼も夜も、ただアクセル全開で走り続けること。
そして寝ません。

舗装されていない道の突然現れる穴
前の車がもうもうとあげる砂塵
外灯のない、たった一人自分のライトを頼りに走る夜の道
でかいサボテン

常に緊張を強いられるので、
目をこじ開けていなければなりません。

初エントリーの玄は完走に二日はかかると言っています。
目を見開き、常に緊張をし、下からの振動を感じ、
どんな境地にいくんでしょうかね。

バイクは少しのミスで死につながるし、
バハのレースでは4輪に轢かれてしまうことがよくあるそうです。

一歩間違えれば死が隣り合わせ。

そんな状況を玄は楽しそうに話します。
そして笑いながら
「こりゃ、般若心経でも唱えながら運転しなきゃだな、
はははは~は。」

般若心経を全て唱えられるかは疑問ですが…

                つづく

9.26.2007

ロマニスト 玄 1

Neo-Activism では常識や理屈を超えた、
ロマンを食して生きる人を追います。
ロマニスト…
孤独に突っ走る人ともいいますね。


まずは私の友人、玄(仮名)

私の数ある友人の中でも“変人”の
名をほしいままにしている男です。
その一挙手一投足に視線が注がれてしまう
不思議な能力の持ち主。

「お前に変人など言われたくない。」
そう返されそうですが…

玄と私の出会いは十年以上前のこと。

二年近くの放浪の旅から帰ってきて
しばらく経った時に会いました。

常識の枠内といいますか、皆と同じ考えをすることに
力を注いでいる人達にウンザリし、疎外感を感じていました。

そんな折の玄との出会い。
私はホッとしたのを覚えています。

「俺よりヘンだ。プッ」
奇妙な動きに目が奪われ、思わず噴出しました。

その頃は歌舞伎町でポーカー屋の店員をしていました。

絵も描いていましたね。
ジャンルは今となっては部類分けできそうもありませんが、
玄独自のものだと言っていいでしょう。

人にスミを入れてました。
友人の何人かは玄の魂が入ってます。

今はバイク屋を経て、
映画やCMのカメラマンの仕事をしています。

1999年夏、
そんな玄とリュウジ、私は
バイクで日本一週をしました。

やんちゃな年頃。
たくさんのトンデモナイ出来事がありました。
今思えばよく乗り切ったと思います。

追って話しますが、ここで玄の伝説がたくさん生まれました。
いつまでも記憶の表層部にとどまり、
すぐに思い出させてくれ、そして笑わせてくれることでしょう。

その後一周を終え、東京に帰ってきてすぐに
私はバイクで交通事故にあいました。
人生は変わり、障害者への道を歩むことに。

玄はもとより乗り物好きです。
バイク熱はさらにヒートしていきました。

川原でモトクロスのコースで練習したり、
レースに出てみたり…

どうやらコツコツと夢を膨らませていたようです。
日本一周から八年が経とうとしている今、
玄はロマンの彼方に足を踏み出そうとしています。


「俺、Baja(バハ)1000に出場するぜ。」

                    つづく

9.24.2007

縦と横の時間が融合

時間の流れ方に、ツンツンと立ったアップテンポ
(主に東京などアジア的)なものと、
ほんわかとした、一つ一つの瞬間が間延びしたような
スローテンポ(主にサモア的)なものがあります。

この二つの時の流れ方が同時に進行して
融合し、うねうねと発展した時、
私の心はパチッと弾けて躍りだし、
時そのものを置き去りにしていることがよくあります。

とても心地のいい感覚。

それは二つの流れが合わさって
普通になるということではありません。

ゆっくりとしたビートに小気味いい速さのメロディー。
あるいは速い遅いをくり返しながら膨れ上がっていく進行。

私が二十代の頃追いかけていたバンド、
グレートフルデッド
このバンドの音楽はまさに二つの時間軸の
融合を極めたものでした。

このバンドのショウではいつでも
こころ躍り、からだは踊らされていました。
そして、
「ハッ」っと、いつの間に終わっていたことに
遅れて気がつくのです。

私の“ハマリ”
とは、この感覚を味わえるかどうかになります。

ここ一年、新しく私のハマリとなったものがあります。

スモウ。
最近はネガティヴな話題が尽きませんね。

しかし!
実際行って見るとわかります。
歴史が培った奥の深さ!

巨体の放つゆる~い動きや、
周りにいる、じいさんばあさんの
の~んびりとした話口調。

時間帯が4時から6時頃がメインとなるので、
ここでは宵の口前から
ビールやワンカップがよく売れます。
また焼き鳥がよく合うんです。

そんなゆるりとした雰囲気の裏に隠されたスピード感、
一番一番の勝負のテンポのよさがあります。

昔は三回仕切り直して勝負しているのがじれったくて、
一回でいいのに。
なんてスモウに興味のない私は勝手なこと言っていました。

しかし、実際ナマでは酒が入って気持ちよくなり、
番付や勝敗表を見ながら、前日の内容、
前場所のエピソード、期待度などを話していると、
いつの間にか三回の仕切りは終わっていて、
待ったなしになっているのです。

グシャッ。
肉戦車のぶつかり合う音。

格技でありながら目を三角にして野次を飛ばすでなく、
土俵際でしぶとく粘って、さらに粘っているのを見ると
「あっ、あ~、あ~~」と声を出し、
勝っても負けても、思わず笑ってしまうのです。

終始笑いが絶えません。

あっという間に二時間が過ぎ、横綱戦となります。
ゆる~い感覚と小気味いいテンポ。
最高です。

先週18日火曜日に国技館に行ってきました。
今回は特に波乱は起きませんでしたが、
とても味のある対戦が見られて満足です。

今回新入幕の豪栄道は目がよかったですね。
期待大です。

白鵬土俵入り。不知火型を目の前で。



*実践とはなんら関係ありません。
しかしこの時の感覚が、何となくホリスティックかな?
と思うこともあります(強引にまとめ)。
今後着目し、分析していきたい感覚です。



9.21.2007

Sense of Wonder

9月23日(日) 
山中湖キララにて、こころの月出店します。

http://www.s-o-w.jp/


今私の周りで、出走前の競走馬のごとく
体中にアドレナリンを放出し、
後ろ脚で蹴上がろうとしている人間が二人います。

この二人の共通項、
それはロマン。

高い崖の上で一人立ち、
夕日の濃く沈む様を見ながら、
「絶対やってやる!」
そう誓い、コブシを握っているシーンが似合います。

そのうちの一人、
コバがこのイベントの主催者です。

立ち上がりから近くにいたので、
その成長っぷりを見ることができたのは幸いです。

何でも飲み込み、いいものだけを吸収しようとする姿、
刺激になりました。

いいイベントになるよう祈ります。

ロマンを食べて生きる人間…
かなりいかします。

9.20.2007

ゴミと私 3

美しく見えるものはコロッとだまされやすい。

ネタは3ヶ月以上前に友人が送ってくれたものですが、
一方向の見方は良くないな、とつくづく思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=NWrtgtZ4DKU&NR=1

様々な角度から、いい物は何か?を見ていきたいですね。
どんなことにも当てはまります。

では、この問題に私個人としてできることは何でしょうか?

“無駄なゴミを減らす”
これに尽きますね。

がちがちストイックにならずにボチボチ実践してみます。

すでに実践していること…

~マイ箸、マイお茶、マイバッグ…
       ペットボトルはなるべく捨てたくないですね。

~弁当…
      なるべく弁当を持参します。これが無理でも
      容器のかさばるお弁当は遠慮します。

~三角コーナーのネット(いきなり細かくなりますが)…
      薄い紙のチラシを利用します。
   
~おのおの再利用…
      ZIPLOCを始め、輪ゴム、針金、裏紙、
      使えるものへの変換を徐々に
      創造できるようになって来ました。

以上、大したことはないのですが、まずはスタートです。
今後コンポストをやりたいと思います。 
 
今すぐにできるゴミ削減。
アイデアお借りしたいです。
何かありますか?

9.17.2007

昨夜

皆様のおかげでいいイベントになりました。
NORTHの皆様、小春山、OSG…
そして木戸さん、
来て頂いた皆様、
ありがとうございます。

とても刺激的な話でしたね。

今後も様々な活動を通して成長していきたいと思ってます。
楽しくいきましょう!

9.13.2007

イベントのお知らせ 9月16日

こころの月初のイベントを開催します。

「ホリスティックな生き方を探る Vol 1」

今、私たちは何を行動に移せば、
こころに余裕と笑いのある未来を築くことができるのでしょうか?

こころの月ではホリスティックの視点から
調和、平和を考えていきます。
大きな課題です。
手探りしながらのスタートですが、
少しでも前進していきたいと強く願います。


さて、平和という目的はいつの時代も変わりませんが、
そこに近づく手段は時代と共に変化していきます。

今この時代の平和に近づく手段は再度日本を見直したり、
自分のルーツを探ったり、
魂の言わんとすることに耳を傾けることではないでしょうか?    

良い物、良い知恵を見直し、
世界でそれをシェアできればいいじゃありませんか。
和平の道、争いを解決する道は
相手を広く受け入れることに他なりません。
その器を大きくする作業が 今の時代必要だと思うのです。    

そのような主旨で、
今回は「日本」そして「自分」探求の道を
皆さんと歩んで行きたいと思います。

第一回目は私の先輩の、
木戸寛孝(ドッキー)さんを招いて講演会を行います。  
彼は日ごろから神話・占星学・心理学・精神世界など
多岐に渡るテーマを紡ぎ、講演を行っている人で、
言霊(コトタマ)の研究家でもあります。  
http://www.shienjuku.com/cat/0701_waon/ 参照      

テーマ 「神話の中に“自分”を観る」     

日時 9月16日(日曜日)17時スタート  

場所 福生ノース      
http://www.north-fussa.com/access.html  
会費 2,000円(1ドリンク付き)


過去の「右」や「左」というような価値観を越えて
新しい道を創造して行きましょう。

9.12.2007

小宇宙~からだ 肝臓を労わる

人の身体はよく宇宙に例えられ、
「小宇宙」、「ミクロコスモス」と呼ばれます。

確かにからだのことを勉強すると
とても科学では解明できないだろう神秘が数多くあります。

その代表はなんといっても
放たれて、合体し、そして命が宿る母親のお腹の中。
これはまさに宇宙ですね。

自律神経(視床下部、脳下垂体も含め)もなかなか
科学という言葉に収まりきらない摩訶不思議な身体の一部です。
自然のリズムを無意識下で感じ取ります。

細胞も然り
DNAには何が刻印されているのか…
もしかしたら我々は!
ここの解明は今後楽しみですね。

他にも脳、海馬、目、腎臓、肝臓、
様々なところに神秘が宿っています。

今日は肝臓について。
肝臓は様々な働きを一手に引き受けている働き者です。

・コレステロールの生産・・・胆汁の合成に使われたり、
               ホルモンに変わったりします。

・糖をグリコーゲンにして貯蔵・・・エネルギーを使いやすくします。

・毒素を排出・・・分解し無害にしてから血液、胆汁に放出。
          後は腎臓がこしてくれます。

その他多くの重要な働きをしています。
さらに特徴的なのは、例えば3分の1を失っても
トカゲの尻尾のように再生してしまうことです。
他の臓器には見かけられません。

好きな臓器(本当は腺らしい)のうちの一つです。

「沈黙の臓器」
といわれ、症状を感じた時にはすでに手遅れだったりします。
肝臓の病気の諸症状を見てみますと、
主に疲労感、脱力感、食欲がないなど
からだに力が入らない状態になります。

これを逆に見てみましょう。
つまり肝臓が調子いいと元気でいられる。
ということになるのです。

肝臓のケア、大事ですね。

ひまし油(Castor Oil)とコンニャクを使用して肝臓を労わります。

これはエドガーケイシーの治療法を応用したものです。


まずはコンニャクを15分ほど沸騰した湯に入れ
カンカンに温めます。

コンニャクには解毒作用があります。
そして湿熱といって水分を含んだ熱を長い時間放出します。
何より大地のエネルギーを持っていること。
コンニャクと人間のからだがつながっていく・・・
ホリスティック!!

これをタオルでくるみます。
フランネル(ガーゼの大きいものでもいいと思います)

の上に長さ20センチほど、ひまし油をたらします。

ひまし油のついたほうを下にして
肝臓(大体右の肋骨下の縁に沿ってあります)に置き、
その上にタオルでくるんだコンニャクを乗せます。


20分位置いておきます。
一週間に3回、今のところ三週間実践しています。

私の変化は近いうちに書きます。



9.08.2007

ゴミと私2

ゴミとは何か?
この単純な疑問に単純な実践で理解を深めていきます。

実践 ゴミ拾い。
ちょうど週に二回、夜にウォーキングをしていて道端のゴミが
気になっていたところ。ついでに拾ってみよう。

手にはトングとビニール袋。
ウォーキングにはありえない組み合わせ。

しかもゴミ拾いのターゲットが環七とくると、
健康のためにウォーキングやっているつもりが、排ガスで肺が…

身土不二
環七から五分と離れていない所に住んでいる者のサダメ。
環七と共に生きていくか、耐えられなくなったら離れるか。

最初の30分はまじめにウォーキングして、いざゴミ拾い。

これが意外と楽しい。


信号待ちのスペースに散乱するタバコの吸殻、
道路わきの植木にひっそりと隠れているペットボトル、
どこからか風に乗ってやってきたビニール袋、
蟻が群がる食べかけのクリームパン…

全然前に進めません。

しかも集中してしまうので思ったよりも時間の過ぎるのが速いです。
気がつくと1時間近く。

さてさて収穫は

圧倒的にタバコの吸殻が多いのですが、
ペットボトルや紙パックなどは見た目に存在感があります。
傘の柄やゴムバンドなどもありました。

二度目の今日、女の子に声をかけられました。
「エラ~イ、エラ~イ」
「結構楽しいよ!」
と返しました。正直なところです。
気持ちよかったですね。小さな波動が生まれました。

20代前後、私もタバコのポイ捨てをしていました。
だからえらそうなことは言えません。
しかしこうやって還元できればいいと思います。

当然結論はでません。
ゆっくりやっていき、思ったことを随時書いていきます。


拾いもこなれてくると、危うく見逃しそうになった
ゴミを裏手でキャッチできるようになる




バトミントン部だったことが生きた。
ネットぎわの攻防のように目に入ったゴミをかろうじて拾う。

明日明治公園で出展します。暇でしたら遊びに来てくださいね~







9.07.2007

シリーズ ゴミと私1

“宇宙人になるにも身の周りから”

さて、まずは何を実践していこう?
ゆっくりと身の周りを見ていきます。

未来の子供達に残すもの。

そう想って探していると、
逆に残してはいけないものが目に入りました。

“ゴミ”

負の遺産の代表格。
アンテナがスパーンと立ちました。
最初はこれで行きましょう!

そう決めたらなんと、
“23区では10月から、ゴミの分け方が変わります”
という記事が目に入りました。

今まで不燃ごみとして分別していたビニール、プラスチック類
皮、ゴム製品類…
それら全てが10月から可燃ごみとして統合されるとのことです。
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007090302045978.html

今までは一体何だったのでしょうか?
ダイオキシン問題はいずこへ?

全く何事もなかったかのよう。
分別した虚しさだけが残ります。

色々調べてみました。
その結果を凝縮していいますと、
行政も何をしていいのか解らないということです。

増え続けるゴミ。
埋立地は延命不可能…
単純に燃やすだけが解決策なのでしょうか?


ゴミを減らす実践
始めます。

9.05.2007

千里の行も足下より始まる

千里の行も足下より始まる
老子の言葉です。

言い換えると宇宙人になるにも身の周りから
となります。
長い旅になりそうです。

垂直思考。
宇宙につながろうと想う人達は多くがジャンプをしたがります。
上に行けば天(宇宙)に近づけるからなのでしょうか。
肉体を置いて魂を昇華させる訓練をします。

十数年前にカルト教団トップが結跏趺坐(けっかふざ)をした状態で
浮揚した写真を見ましたね。
アレは上へ、上へ目指した結果でしょう。
実際は体をジャンプさせてしまった…

聖なるものに近づこうと想う時、どうしても上を向いてしまいます。

しかし大事なことを忘れてはいけません。
私たちは大地に根ざした民であるということを。
水平思考を置き去りにして上を目指すのは
千里の行を一歩で到達しようとしていることに他ならないのです。

Neo-Activismでは
新しいスタートを切り、宇宙人になろうと努めますが、
まずは大地、つまり身土不二(1)に着目して
“より良いもの”
を探求して一歩一歩進んで行きます。


(1) 身土不二(シントフジ)
     身と土が二つでない。
     つまり身と土は一緒ということ。よく食の世界で使われます。
     その土地で取れたものを旬に食べるということです。
     その他、様々なことに当てはまります。

9.03.2007

“私”の原動力

携帯電話や無線の電波
大気中の酸素、二酸化炭素、オゾン
高気圧、低気圧
電磁場

そう、これらは目に見えないけど“ある”もの。
科学的に裏づけされた存在です。

しかし未だに科学的に存在を証明されず、目に見えないけど
“ある”もののキングがいるのです。
“気”

元気、やる気、気合、気持ち、気が進む、気が散る…
あげればきりが無いほど、私達の生活に溶け込んでいる言葉です。
だから何となく感覚は解る。
しかし、それは実際何なの?
と聞かれると答えに窮してしまうのではないでしょうか。

色々文献で調べてみるとややこしくて小難しくなりますね。
その存在を信じている人が頑張って科学的に証明(エビデンス)
をしようとしているので、複雑になってしまうのでしょう。

私なんかは感覚的にあると信じているので
エビデンスは気にしません。
そもそも、少なくとも二千年以上はあると信じて気功、太極拳、治療等
が続いてきたのですから、それだけで十分に“ある”
と裏づけしていいと思うのですが。

では“気”とは一体なんでしょうか?
これは私の解釈ですが
“気”とは魂の栄養素です。

種子が土の中で長い孤独に耐え、春の匂いを感じてグッと
踏ん張って殻を割り、土から飛び出す力。
さなぎから成虫になる虫たちの羽ばたく時の力
生まれたての赤ん坊がこの世に存在を知らしめるために泣く力

形はそれぞれ違いますが、各々が“気”を注入して
初めてこの世に生を受けるのです。

ですから人間の営みは食事から摂る栄養素だけで
十分と考えていると片手落ちになります。
そのおおもとを司る魂も栄養をほしがっているし、それを体全体
に行き渡らせて欲しいとのぞんでいます。

朝、太陽が闇夜を照らす時のエネルギーはとてつもない。
朝に“気”は充満しています。
“気”を取り込みましょう。

気功、太極拳、ヨガ、ウォーキング、
少し激しいですがラジオ体操。
呼吸を整えて臨めばしっかりと魂を潤します。

私は昼、夜は普通に食事を摂りますが、
朝食に“気”を食します。
気功の実践。

                     五年間続けている気功。自然の一部になれる。