5.18.2009

田植え 2

稲作はホリスティックに人の健康をサポートする。

声を大にして言いたい。

例をいくつかあげてみましょう。

○衰えてきた足の機能を目覚めさせる。
 
 ・・・足には細かい筋肉がたくさんあります。
   しかし現代は平らな地面を性能のいい靴で過ごすため、
   足の指で地面をけったり、踏んばったりしないため、
   その細かい筋肉群が使われず、衰えてきています。
   女性のヒールもしかり。
   キュウキュウに締め付けられるため、筋肉の弱化と共に
   足が変形してくる。 
   これらは腰痛の原因となり得ます。
 
 →田んぼに入り、ぬかるみで作業をしていると
  足の指でしっかりと地面を捉えないと倒れてしまう。
  三次元的にあらゆる方向にバランスを取るので
  足の細かい筋肉は大活躍。
  しかも身体の一番遠くにある部位なので
  脳からの指令系統が活発になり、
  普段眠っていた脳の回路がオンになる。 

○自然と一体になる

 ・・・海や森を見て「あ~自然だ~」って、
   僕らの常識はそんなことを言う。
   しかし、これは都会の閉塞感からの息抜きに過ぎない。
   都会の対義語として使われるかぎり、
   現代社会の病からは抜け出せない。

 →人と稲は何ヶ月間か太陽の下で平等に陽を与えられ、
  生命運行を共にする。稲作に携わるとその生命運行を
  間近で見て、感じることができる。
  さらに米を食すことにより、それが身体の一部になるので、
  すなわち自然と一体となる。
  様々な野菜が同様だが、米の摂取量は圧倒的です。
 
○脳のお掃除

 ・・・現代の情報量は半端じゃない!
   要らないものも多すぎると思うのですが、
   一たびPCを開けてしまえば、
   強引にたくさんの情報が飛び込んでくる。
   目をつむる訳にはいかない。頭は覚醒して回転しっぱなし。

 →農作業全般に言えることですが、
  作業に没頭するので雑念が消え失せます。
  無心になれ、仕事で貯めた脳内の澱がきれいに流されます。

○電流アース

 ・・・人間の身体は電気信号のやり取りで動いています。
  とくに都会では土がないため、
  足に流れた電流がコンクリートで跳ね返されて、
  うまく抜けていかない。

→ひざ下までぬかるみに入ると、
 滞留していた電流が土に流れていきます。まさにアース!
 作業後にスッとした晴ればれとした気持ちになるのは、
 この作用によるものだと思っています。


他には家族や仲間、その知り合いなどと田植えをすることで、
新しい関係が生まれてきます。

ざっとこんなところですが、
いかに稲作が次世代のホリスティックな健康を
つかさどっているか分かっていただけたでしょうか?

稲作は失った感覚の再結合であり、
新しいコミュニケーションを作るための
可能性を秘めていると言えるでしょう。      


さてさて、先週に引き続き、田植え第二弾を終えました。

大栄インターに着くまでは、前日の予報通り雨。

日程がずらせないため、
多少の雨でも決行しようと向かいました。

現地に着くと、重厚に垂れこめていた雲が、
半紙のように薄くなり、雨も霧雨に変わっていきました。
どうせならやんでほしい。

そんな願いが届いたのか、
不安定な状態ではありましたが、
雨に降られることはなく、無事田植えをすることができました。
感謝、感謝。



          先週植えた場所。稲はピンと立って整然としている。


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