2.21.2010

男のお産! 1

なぜだろう。
お産について知れば知るほど、
男の存在が薄くなってくる・・・

自然なお産を提唱している吉村先生
(最近よくテレビに出てきていますね)は、
その命がけの行為にこそ神秘があり、
宇宙の力を見出すことができ、
世界のあり方を変えることができると言い切っています。

女性たちよ、今こそスピリチュアルに目覚め、
男性社会的価値観にクサビを!
とばかりに・・・

先日行った自宅出産を提唱する助産婦さんも、
命がけの出産で得る素晴らしきものを語っていました。

妊婦さんは命がけ。
それを支える先生、助産婦さんも命がけ。

双方に宇宙とつながる神秘が感じられると言います。

ちょ、ちょっと待った!!!
え~~~っと、僕は?僕の存在は?

その会話を聴いていた僕は
その場にいるようで神秘というキーワードから
スルリと抜け出ているような、
仲間の輪に入れないよそ者のような気になりました。

何だ、この疎外感は・・・

僕も神秘の枠に入れてくれ!
そんな心の叫びw

何だろうか?
しばらく考えてみました。

当たり前だけど、
そもそも命をかけることに実感がわいていないのが一つ
奥さんはすでにお腹に生命を感じているから、
命がけの話にリアリティーがある。
僕はそのお腹を見て、
大きくなっていることに歓喜はするけど、
生死に関しての決心みたいなものは湧いてこない。

呑気だと言われればその通り。

やるぞ!
という決心は違うところで湧いてきます。

一生懸命働いて
子供が安心して暮らせるような環境を創るぞ!
ごく当たり前の決心。

男は社会で命がけで働く。
そうしてこそ尊敬される。
これは僕らの親の世代まで、
家父長制度としてありました

まあ、そんな時代もあったでしょうが、
今の価値観は変わりました。

仕事、家事、教育など二人で相補的にやり、
お互いにリスペクトできるような関係で
家庭を創っていけばいい。

だから、以前のように
男は社会で命がけってのは今は死語です。

まどろっこしいな。

僕が言いたいのは、
いよいよ家父長的社会がなくなってきている現状、
お産~子供の教育について、
男の役割が新しく変化している、
しなければならないなのだと思うのです。

そこで吉村先生なのですが、

この本では女性のみがスピリチュアルに目覚め、
そうなることで新しい世界が開けるとあります。

しかし、男性については言及していません。

新しい世界の創造において男性が抜け落ちるのも、
おかしな話。
男性の新しい立ち位置もあるはずです。

僕が知らないだけかもしれませんが、
僕なりに男のお産を経験してみたいと思います。

というか、
一生に何度とない経験にもかかわらず、
男性にはそれほどの神秘が体験できないなんて、
残念でならないのです!!!

どうすればいいのか?

それはこれから考えます。

ただ、お産の場、それまでの過程で、
携わリ方は違うけれども、
命がけでいく決心をつけることで、
何とか仲間に入れてもらえるのではないかと、
ずうずうしく思うのです。

人気ブログランキングへ

0 件のコメント: