10.01.2007

ゴミと私 4

さて、ゴミを拾って一ヶ月ほど経ちますが、
どのようなことを感じ、気付いたのかまとめてみます。

まず、ゴミのキングは断トツにタバコの吸殻です。
これに付随してタバコのパック、
そのプラスティックフィルムもよく捨てられています。

これには一つの法則が見出せそうです。
その多い場所をみてみると、
・バス停 
・駅へ通じる主要な道、そしてその道筋にある信号待ちのスペース
・横断歩道上(これは歩きながら捨てる人と、
 車の信号待ちで捨てる人の両方がいると思われます)

*バス停はバス会社に提案してきれいにしていくこともできそう。
近いうち実践してみます。

その他のゴミに関してはコンビニの前が圧倒的に汚い!
これは店の人がきれいにすればいいと思うのですが、
中々しているところがありません。

それと道沿いの花壇もペットボトル、紙パック、
丸ごと中身にゴミが入ったビニール、食べかけのパン、
時にはバッテリーなども落ちていることがあります。

これは歩いている人が主だと思いますが、
信号機付近のそれは待っている人が
車の中から投げ捨てたものとも予想されます。

車からの投げ捨ては今の日本の社会を反映してるような気がします。
自分の身の周りがきれいであればそれでいいというもの。
車から投げ捨てている人は、意外と車内はきれいで
汚したくないと言う発想がよくあります。

社会全体に帰属しているはずなのに自分の知っている人、
場所以外ではあたかも別世界であるかのように振舞います。
これは女性が電車の中で平気で化粧をすることとつながります。

コミュニティーの矮小化。
自分の周りさえ納まっていればいいという発想。

残念ながら宇宙が視野に入ってません。
課題は大きい!

ポイ捨てを減らすにはどうしたらよいのか…

人間ってするかしないかの間はすごく大きい。
0か1か。

この間には無限が広がります。
タバコのように小さいゴミで、
単位が0.1の行動を起こしてしまうことにより、
もうそれはポイ捨てした時点で0ではなくなるのです。
そしてその0.1ができることにより、
その単位が大きくなっても麻痺してしまいます。

例えば銀行員による顧客のお金の横領。
まずは“少しだけ”と小さな単位をくすねます。
そこですでに0ではなくなり、どこかのネジが一気に緩みます。
そしてもうちょっと、もうちょっとを重ねてしまうのです。
これがどうしようもないくらいに膨らんでしまうケースはよくありますね。

無か有か。
0か1か。

タバコのポイ捨ては、大きなゴミを捨てることの
ゲートウェイ(入り口)になりえるでしょう。
つまりここを少しでも押さえれば
多数のゴミが減るのではないかと思うのでした。

2 件のコメント:

すかんき さんのコメント...

有と無
1と0

この関係、とても興味深いですね。
小さなゴミを捨てる事でくぐるゲートウェイかぁ・・・

小さな良心を抱くことでくぐるゲートウェイに俺は行きたいなぁ。。。

kazoo さんのコメント...

☆小さな良心を抱くことでくぐるゲートウェイに俺は行きたいなぁ。。。

いいですね。それをくぐると無限の彼方、つまり宇宙(愛といってもいいかもしれませんね)につながります。宇宙へのゲートウェイ。扉を大きくしてつながりやすくしていきましょう!