8.30.2008

私のスピリチュアリティ遍歴 3

「かもめのジョナサン」

この本が私の背中を強烈に後押しし、

空を自由に飛ぶことを教えてくれたのです。

「かもめのジョナサン」

餌をついばむ毎日に疑問を感じ、

自分の飛行スタイルをひたすら追求した主人公ジョナサン。

かもめは餌を食べてればいいのだというカモメ社会に反し、
群れを離れ、一人飛行スタイルを求めるための旅に出る。

いつしか師と出会い、
教えを請い、
ついに新しい飛行をものにする・・・
そしてまた元のコミュニティーに戻っていくという物語。

私のバックパックにはこの本が忍ばせてありました。
何度この本を読んだのだろう!

自分の飛行スタイルの追求。
餌を食べるだけが人生ではないのだ・・・

逆流を進む勇気。

旅に出たものの、
一人で戦うにはまだ力不足で、
この本に何度助けられたことか。
信じたものにはとことんのめり込む私の性癖。

本からの影響は受けやすい。

まだまだ遠いスピリチュアリティ。


精神的な自由を求めてはいましたが、
動機に社会への反発が多くあったことは否めません。
ネガティヴな力を多分に含んでいました。

今思えばネガティヴな力が働く限り
スピリチュアリティは発動するはずがありません。
クリーンな状態が必要です。

そして若気の至り。
自由に羽ばたき、
精神を高みに昇華させるため、
たくさんの力を借りていました・・・
サンフランシスコ、グレートフルデッド、メキシコ、グアテマラ。
そんな空間をうろうろしていました。

その頃さらに強烈な本との出会いにより、
私は意識の深みを求めるようになりました。

カルロス・カスタネダ著
「呪術師と私 ドンファンの教え」

これは強烈でしたね。
こんな世界があっていいのか!と。

私たちが普段過ごしている現実。
これを合意的現実とするならば、
ドンファンの世界はその背後の、
もしくは合意的現実を現実とならしめている
基礎の部分の重要性を説いていました。

それは合意的現実に慣らされている私たちには
見えなくなった世界。

これをドンファンは非日常的リアリティーと呼びました。
ドンファンは合意的現実と非日常的リアリティーを
自由に行き来できる戦士として、
シャーマンとして弟子のカスタネダに教えを説いています。

全く知らなかったことに触れた時の衝撃!
脳が破壊されました。

見えないからと言って無いとは言えない。
むしろ見えないものの中に
重要なエッセンスが隠されているのだと・・・

しかしそれは見えない訳ではない。
観ようとしないから見えないだけなのだー

                         つづく



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