今年も、田植えの時期がやってきました。
今年は、田んぼの選定、開墾、水の確保など
実は、一歩進めるごとに様々な壁が出現するため、
その度に軌道修正しながらの作業です。
田んぼ仲間(通称、土人ツチビト)との連携は
日を追うごとに強くなるのですが、
果たして米の収穫まで無事にたどり着けるのか・・・!?
綱渡り状態。
その道のりややり取りも、また楽しいのですけどね。
ようやく館山市九重の田んぼの環境が整い、
5月初旬に種まきして育った苗の田植えを行いました。
去年の田植えは、香取市の里山の田んぼに
20人ほど集まっての作業でした。
今年は上記の事情でスケジュールが立たなかったため、
ほぼ土人仲間での作業となりました。
和田の田んぼの状況が整えば、
皆さんに声をかけて一緒に田植えをしたいと考えています。
去年も「田んぼを借りて、自分たちで稲作をやる」
という意識は強かったのですが、
やはり現地で面倒をみてくれ、アドバイスをくださったからこそ
出来たのだなぁと、ピースシードさんに改めて感謝です。
今年も舵取りは自分たちとは言え、
田んぼを貸してくださっている方や近所の方々の
ご協力とご厚意のもとでやらせていただいています。
去年に引き続き「ヒノヒカリ」という品種を主に育てます。
種まきした直後は発育がよくなかったようで、
ビニールハウスを貸してくれ水やりをしてくださった方も
「どうなることか・・・」と思ったそうです。
しかし2週間経ち、「ウチの苗よりいいんじゃないか~?」と!
たくましく健やかに育っていました!
さてさて、田植え。
去年より広い田んぼに、昨日は8人での作業。
まず、田んぼに線を引く道具(去年の写真参照)がナイ。
これは、あらかじめ買っておいた紐に
ガムテープで約30センチの幅で印をつけて、
それに沿って苗を植えて行こう!ということに。
またこの地味~な作業に時間がかかりました・・・
そしてその目印に沿って、まず苗を1列。
あとは垂直の方向にも目印をつけ、皆でスタート!
3本ずつ苗を土の中に差し込んでいきます。
5月の暖かい日差し。心地良い風。
移動するごとに感じる泥のなんとも言えないなめらかな感触。
うぐいすの涼やかな鳴き声、おたまじゃくしのコミカルな動き。
皆と声を掛け合いつつも、
ふとすると没頭して自分だけの世界に包まれる感覚。
きもちがいい
時間をかけてようやく田んぼの反対側に到着。
前を見ると・・・苗はまっすぐ並んでいませんでした~
目に入る範囲と感覚だけで植えて行くと、
線がズレてしまうんですね。
度々前を確認していると、時間がかかってしまうし。
目印の紐から遠くなると、だんだんわからなくなってきます。
曲がった苗たちを前に皆でワイワイ言いながら、
ともかく「約!」30センチ間隔で植えて行きました。
近所のおばあさんたちも様子を見に来てくれて(毎度)、
ほのぼのした会話(ちょっと毒もあるから笑える)。
のーんびりした空気。
田んぼの広さと人数の少なさと夕方の寒さで、
全部は終わりませんでしたが、この日の田植え終了。
おつかれさまでした!

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