5.15.2010

マンションというコミュニティから

本日は田中マイコが書きます。

今日住んでいるマンションの理事会がありました。
実は、副理事長なんです。名前だけ。
戸数が多くはないため
住んで3年目ですが、早々に役が回ってきました。
そして来期に大規模修繕が計画されていることもあり、
通常より頻繁に集まりがあります。

今日は管理会社の方、理事の皆さんと一緒に
マンションの屋上や外壁、
共用部分の不具合などを確認しました。
1階に住んでいるので今まで上階へあがる機会もなく、
今更ながら全体の設計や構造について発見がありました。

メンテナンスが必要な箇所の判断は素人には難しいですが、
明らかな劣化に対する修繕、
マンション全体の資産価値を維持するための補修、
それぞれの世帯から出た改善要望、
などをまとめ、予算と折り合いをつけながら計画を立てます。

管理会社さんの十分なお膳立ての上での話し合いとはいえ、
このマンションを所有しているのは私たち・・・

普段は挨拶くらいしか交わさない
ほとんど交流のない他人同士が、資産を共有している。
考えてみると、面白いです。

この地域に住んで丸3年が経ちましたが、
コミュニティ感が希薄です。
何かのグループに属しているわけではないし、
行きつけのお店でおばちゃんと会話をしながら買い物、
なんてシチュエーションもない。

同じマンションに住んでいても、お互いを知らない・・・
特に生活パターンが不規則な私たち。
絶対、職業不詳で怪しまれていると思うんですよねーw

だから今回、理事会役員になったことは
面倒なこともありつつ、案外わくわく感もあるのです。

皆さんより一回りくらい年下で
マンション管理の知識もなく、有益な発言もできない私は、
なるほどなるほどと頷いているだけなのですが、
住んでいる方の顔と名前が一致したり
人柄が垣間見れるだけでも、この機会は貴重だと思います。

挙げられた事項の中で、
庭のまわりの垣根から害虫が発生するという話がありました。
庭は専用庭、でも垣根はマンションが管理する共有の部分。
1階にはウチも含めて他の世帯もありますが、
おそらくマンション内でも、1戸のみの問題点。

これをマンション全体の修繕積立金で解決するか
その世帯の問題として、個人的に処理してもらうか?

こういう状況は、あちこちに転がっていると思います。
学校、会社、地域、国・・・いろんな単位で。
多勢を優先するか、弱者を守ると考えるか、
問題のどこに焦点にあてるかなど、
人によってアプローチの仕方も違うでしょう。

同じマンションに住んでいるという
たまたまのコミュニティの内で、
こういった問題が今後どう展開されていくかも興味深いです。

こころの月として
店→旅館→・・・・・・と展開していく(目標!)中で、
「コミュニティ」「地域に根差す」という視点は常に頭にあります。
そういえば2年前には「村づくり」を妄想していました。
http://neo-activism.blogspot.com/2008/06/blog-post_10.html
http://neo-activism.blogspot.com/2008/07/blog-post_9642.html

村づくり妄想委員会自体は、休止状態になってますが、
住んでいる地域を大切に考えたり
身近にいる人たちと助け合って暮らしていく姿勢は
絶対に必要なものだと思います。

村づくりという規模になったら、
本当に様々な議題が出てくるのでしょうね。

価値観の違いがありつつ、同じものを目指すという状況。
ちょっとしたところからも、勉強になります。

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