認知とは出来事の捉え方をいいます。
出来事に対する思考の仕方や感じ方は、
各々の経験や知識によるフィルターを通し、
発現してくるものです。
その各々の経験や知識に裏づけされたフィルターを
“認知”とよびます。
行き過ぎた考え方、劣等感、憎悪、不安などの悩みは、
そのフィルターが偏っていることによって起こることがあります。
出来事は同じでも、ある人にとってそれは悩みになり、
またある人にとっては楽しいことになることがままあります。
悩みにとってしまうのなら、それはもったいないですね。
ある靴メーカーの市場調査の話
A、B二人の社員にアフリカのとある所に
市場調査に行くよう命令が下りました。
そこは人口の大多数が裸足での生活です。
さて、調査から帰ってきた二人は各々上司に言いました。
A:「ぜんぜんダメです。誰も靴を履いていません。
これは売れませんよ。」
B:「いい市場が見つかりました!誰も靴を履いていません!
わが社のチャンスです!」
実際その後売れるか売れないかは別として、
これは後者の方が健康的ですよね。
認知の違いによってここまで結果が変わります。
認知は顕在意識の範疇なので
訓練によって変えることが可能です。
例によれば、
その状況で、Aはできないことを探しました。
Bはできることを探しました。
よくありますよね。
自分が不利な状況で
「アレができない、コレができない~」
とできないことをアレコレ並べる人が。
しかし大事なのはその不利な状況で
“何ができるのか”
だったりしますね。
認知を訓練して日々を楽しいものにしましょう。
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