10.24.2007

マイノリティーはもう吠えない 3

問題発生です。

ニックさんを通じて知り合いになった
Y君(26歳)より電話がありました。

Y君は小学生の頃に交通事故にあい、
脚の障害、言語の障害をおってしまいました。

歩くことはできるのですが、それはとてもゆっくりとしたもので、
上半身を大きく揺らしながらの歩行です。

ごくありふれた26歳の頭脳ですが、
どうしても発声するのが困難で
慣れていないと聞き取りにくいのが現状です。

そんな彼が今困っていると電話して来ました。

ある小学生によく通せんぼをされているらしいのです。

歩行が遅い彼はそれから逃れることは難しく、
さらに言葉で何かを言うと
バカにされてしまうのではないかと心配しています。

世の中の26歳は精神的には親から独立している年頃です。
Y君もそれは同じです。
だから親にも恥ずかしくていえないのでしょう…

「どうしたらよいのでしょうか?」

こういう質問でした。

さて私にできることは?

まず、その小学生はごく普通の人しか見たこと無く、
“障害者”に触れたことがないことが大きな要因でしょう。
便宜上なのでしょうが、
普通人と障害者を分けすぎたひずみがあるように思えます。

無意識に異質を排除しているのです。
その小学生にその責任の全てを負わせることはできません。
大人が教育していないことが前提としてあるのだから。

だから、それがいけないことだと教えるのが第一ですね。

明日25日に一緒にその道を歩いてみます。

どうしましょう…

いくつか案が浮かびました

1: Y君と一緒にその生徒のいる学校に行き、
  そうならないよう学校に指導してもらう。

2: その小学生を捕まえ、親のところに連れて行かせる。

3: 諭す。因果応報、つまりそういうことをやると
   自分に跳ね返ってくると教える。

4: 知らない人を装い、その現場で滅茶苦茶怒る。

一番目はいずれあるかもしれませんが、
今の段階では早いでしょう。

二番目は今の親はどんな人種か読めません。
逆ギレされても困るので、それも奥の手にします。

三番目は、そんなことすると自分もなってしまうぞ、
と諭そうとすると、
「じゃあY君はそういうことをしたらからこうなったの?」
そう聞き返されたらうまく応えることができません。

四番目は友人の案でしたが、
今回はこれが一番いいということになりました。
こっぴどく叱られると、その行為をやめる、
そういう習性が小学生にはあります。

“これはいけないことなんだ”
こう学習させるのがいい。

明日その現場に出会わせれば、
愛ある怒りの波動で、
「こらっ!」
とやります。

やりなれていないので、
その前に鏡の前で練習でもしましょう。
ジェスチャーも交えてw

明日どうなることやら。

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