11.06.2007

肥満と食糧危機  日経サイエンスより 2

先日栄養学を学んでいる友人と話したら、
一つのことが解りました。

栄養学は基本的に西洋医学から発展しているようで、
病気に対処するための食事療法を指すようでした。
つまり事後的に役に立つ療法です。
予防のための食事療法はあまり見かけないそうです。

それは当然なのかも知れません。
どれが良いのか正解がなく、
抽象的にならざるを得ない(例えば腹八分)からでしょう。
時代が進み、食べ物も多国籍化していますし。

正解が無いがゆえに無数の
“体に良い物が”
が生まれ、そして消えていき、
虚しい物語が造られるのはよくありますよね。

Neo-Activismではその予防(未病)に取り組んでいきます。
ダイエットも絡んできます。
かなり低い位置から出発するのでお見逃し無く。


ところで昨日の続きで、雑誌の総括と気になる点。

この雑誌は世界での肥満の増加、
未だ多くいる貧困層の食糧問題が主体にあります。

肥満は貧困国で確実に増えていくことでしょう。
ファーストフード、炭酸飲料、調理油、食肉、砂糖等
豊かになるための最初の一歩は、
これらが身近にあるという基準があります。

先進国においても肥満は増えますね。
飽食ですから。

さて貧困層の食糧問題で
この雑誌が取り上げていたのが遺伝子組み換え作物。
*遺伝子を操作して、ある害虫に食べられない遺伝子
 を組み入れたり、除草剤に強い遺伝子を組み入れたり、
 生産性を上げるために開発された種子。
 ちなみに次世代の種から芽は出ない。

この雑誌は遺伝子組み換え作物が世界の食糧生産をあげ、
貧しい消費者に安値な食糧を届けることができる、
と肯定的で推奨もしています。

確かに否定できない事実です。

遺伝子組み換え作物は飛躍的に成長し、
貧しい人達に食べ物を供給しています。

代替エネルギーへの転換として
さらに遺伝子組み換え作物が伸びることでしょう。

さて、ここで提唱したいのは、
種子ビジネスという存在があるということです。

近年着目していましたが、
最近インドの科学者 ヴァンダナ・シヴァ著
(現代のレイチェル・カーソンのような人です)
「食糧テロリズム」
を読んで、
さらに奥深い事情が隠されていることを知ることとなりました。

種子会社が種子開発を独占して、
さらにその種にだけ効く農薬を売っている事実。
そのえげつないやり方…
http://www.daichi.or.jp/katsudou/idenshikumikae/schmeiser_keikoku/index.html

http://homepage.mac.com/amanedo/genkou/idensikumikae.html

参照

何が良いのか、悪いのか、ここでは置きます。
こういう事が起きています。

ちなみに私は
“食べ物”=“エネルギー”(栄養価だけでなく)
という式がありますから、
単純に次世代に芽が出るほうを選びますね。

上記について気になったのと、
ストレスと過食について触れていなかったのが残念でした。
以上です。

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