12.09.2007

時事アレコレ 銃よさらば

本日ジョンレノンの命日。
27年前ファンにより銃殺されました。
ジョンが想像した世界に今の現状は近づいているのか…
天から眺めて、どう思っているのでしょうか。



先日もアメリカで乱射事件がありました。
http://www.asahi.com/international/update/1206/TKY200712060015.html

4月にも32人が死亡した事件がありましたね。
まだ記憶に新しい。

なぜ毎年凄惨な乱射事件が起きているのに
銃廃止にならないのでしょうか?

その銃保有権利の理由としてアメリカの建国の父の一人、
ジェファーソンの言葉があります。

「政府の専制に対して、最後の手段として自らを守る。」
つまり政治が独裁のようなシステムになってしまったら、
銃を持ってクーデターを起せ!
と言っているのです。

額面どおりに受け取るならこの言葉のもつ意味はとてつもない。
自由は自分達で守らなければならないという国民の覚悟と、
それを冒したならばいつでも攻撃してくださいという、
政治の寛大さ。自信。
もしかしたら始まりはその通りだったのかもしれない。

しかしこれには矛盾が生じます。
民主主義を世界に標榜するアメリカ。
このシステムは民衆の総意が政治を動かすというもの。
つまり流れとしては、
“武器を捨てて選挙へ行こう”ということになるはずです。
ダブルスタンダード。
子供の教育によろしくない。

つまり民主主義が定着した今、
ジェファーソンの論は時代遅れの産物、ということになりますが。

しかし、マイケルムーア「ボウリング・フォー・コロンバイン」
を見ると違う側面も見えてきます。

支配者から自由を守るための自衛でなく、
お隣さんの何者かから自分を守るというもの。
誰かにやられはしないかと、常に身構えているようです。
同じように銃の所持が許されているカナダとの違いを
マイケルムーアはうまく見せてくれましたね。
利権も相当大きいのでしょう。

アメリカは今後どうするのでしょうかね?

私のような単純な思考だと、
皆一斉に止めるしかない!
ということになりますが、
後出しじゃんけんをする者がいるというジレンマがあります。
軍需産業は大きくなりすぎているし…

秀吉の刀狩のように武器所有を禁じ、
模範を見せてほしいと思う今日この頃でした。

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