1.20.2008

時事アレコレ GDPの終焉?

GDPはご存知、
その年に国内で生産された商品やサービスの総額です。

世界での経済力を示すもので、
軍事を抜きにして力の順位を示すものでは
最高位にいるでしょう。

日本はアメリカについで世界第二位。
これまでこの数値を上げることに心血を注いできました。
それで世界第二位になることはもちろん凄いことです。

しかし、今や経済が上向かず、四苦八苦しているところに
中国、インド、ロシアの猛烈な追い上げをくらい、
GDPが抜かれてしまうのではないかとビビッてます。
特に国内での個人消費が伸びないと。
そりゃそうでしょう。
豊かになり、ほしいものがあまりないから。
30年前とは違います。

そもそも、人口が多い国で
一人当たりの生産が伸びてくれば
いずれは抜かれるというもの。
中国は大雑把に人口が10倍、
その中国の人口を2,30年後には抜いてしまうというインド。

逆に言えば、未だ中国は日本の一人あたりの
10分の1にも満たないということですよ。

抜かれてもいいじゃないですか~
と思うんですね。

どちらかというと大事なのは
一人当たりGDP、一人がどれだけ生産しているか?
でしょう。

いずれ日本もGDPが中国に抜かれるとなると、
今度はこの指標を使ってくるのではないでしょうか。
くだらないプライドありますからね。
一人当たりGDP
(現在日本は6位になるらしいです。)

流れとしてはこのようになっていくでしょう。
つまり、国で頑張って生産を上げよう!
ではなく、もっと個人が無駄を削って稼げ!

生産を上げる=オートメーション化
人件費を削ってロボットを増やそうというもの。
その代替としてサービスが増えるというものではないから、
10年後、20年後には人が要らなくなってくる。

これは定説の
高齢社会になるから人を増やさないといけないという
世の中の風潮とは逆ですが、
自然の流れからいけば
技術は便利さの追求を目指していくので、
人手を減らす方向にあります。

切符を切る駅員さんが消えたのはずいぶん前のこと。
あの落ち着きのないハサミを鳴らす音が懐かしい。

スーパーのパートが消える日も近いでしょう。
レジを通れば勝手に計算され、
現金やカードを支払機に入れれば済んでしまう。

タクシー、バス等の運転手もなくなりますかね。
自分での運転もいらなくなってしまう。
(これは当分先でしょうか)

介護
インドネシア、フィリピンから人材をと言っていますが、
今は必要なのかもしれませんが、
そのうち技術が進み、いらなくなってしまうかもしれません。
力のない人でも軽々と患者さんを持ち上げられる、
ロボットスーツなるものができました。
介護に登場する日も近い。

掃除ロボット、留守番ロボット、
召し使いロボット、体洗いロボット、
肩もみロボット、調理ロボット
お笑いロボット、代弁ロボット…

俺、何で生まれてきたんだっけ?

ここでこう気付く人はもう終わっている。

一人当たりGDP
これも、今この時点で遅れているのかもしれない。

で、おフランス。
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2008011801621b1

こんなの出してきました。
経済がどうしようもないから苦肉の策なのか、
攻撃的に未来を想像しているのか
真偽のほどは見守らないといけませんが、
新しい。

最近話題のブータンに、
国民総幸福量GNH(幸せの指標)
つまり、拝GDP主義を離れ、
幸福度がどれだけあるかを主眼とする指標があります。

ここに倣ったのかもしれません。
このフランスの動き、しばし追ってみましょう。

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