2.29.2008

お初! 落語

昨日生まれて初めて落語を観に行きました。
イワさん、エリさん落語ヘッズに連れられ、
一押しの若手単独の寄席を堪能しました。

春風亭一之輔
http://www.podcastjuice.jp/rakugo/2006/05/12_9173.html

落語を見るにあたって一抹の不安がありました。
それは話がつかみにくく、
オチがわからないまま終わってしまうのではないかと。
二、三回CDで名人の話を聞いたことがあるのですが、
たまたま分かりにくかったのかもしれませんが、
オチを迎えても、なんでそれがオチなのか
説明してもらうまで分からずじまいでした。

四十人ほどの市民ホール。
演出などあったものではありません。
明るいライトに照らされて、舞台が客の目線の高さに一つ。
そこでいきなり笑いを誘おうというのだから大変ですね。

しかし、出てきて一分程しゃべったところで、
すでに空気感は出来上がっていました。
さすがプロ。
これだけの目がじっと笑いを求めているにもかかわらず、
その重たい視線を軽く受け流し、
徐々に笑いに持っていく技術は素晴らしいものがあります。
うらやましくも思います。

今回は三話あったのですがオチもわかりやすく、
粋で、面白かった。
聞くことに集中させられて、
いつの間にか周りとの一体感が生まれる場の感覚は心地いい。

政治家と落語家
どちらも言葉命の世界。
政治家は言葉を尽くしますが、間接的で、
その人の話に共感できなければ投票しなければいい。
結果が出るのにワンクッションある。

しかし落語家はその場で人を笑わせなければ命取り。
漫才師もそうですが、これは大変な家業ですね。

話しで人をひきつける力、
見習いたいものです。


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