4.15.2008

日本発! 和(ワ)のススメ 5

和してますか!

何でしょうか、今気付いたのですが、
ブログを書いていると元気が出ますね。
私だけでしょうか…

今日は聖徳太子の憲法十七条の
第一条をみてみましょう。
「以和為貴。~」
「和をもって貴しとなす~」
有名な一文ですね。
(実は私の名前…)

私は5,6年前までこの言葉は聖徳太子によって作られ、
日本人の心に和が芽生えたのだと信じていました。
しかし中国人の漢方の先生の一言でそれが変わります。
「これはね~論語から来ているんだよ」

論語の一文を憲法の第一条に据えたということだったのです。
ここで気になるのは聖徳太子。
仏教を広めた人として有名ですが、
論語にも精通していたということですね。
だから聖徳太子はいろんなウワサが絶えないのでしょう。
謎の人物です。

この言葉の意味を曲解している人が多いようですね。
「皆で仲良く、いざこざを起さずに手をつないでいよう!」
ではありません。
現実的ではないでしょ。

これは
「意見が違うのは当たり前。
その中で穏やかに話しあいなさい、認め合いなさい」
だったんですね。
まさに調和。

お互いの最大公約数を探る作業。
「どうでもいいや~」と
合う、合わないを簡単に決め付けてしまうのではなく、
じっくりと腰をすえて関係性を見出していく作業なのです。
根気が要りますが、
大切なことだと最近ひしひしと感じています。

世の中は全て関係で成り立っています。
しかし個を尊重し、その関係性を極力少なくしていった結果が
今の社会、世界なのではないでしょうか。

こっちとあっち。
細かくカテゴライズして、
自分のいるスペースに枠を設けて異質を排除する…
身近のコミュニティーから、大きな紛争まで
最近の諸問題は、
関係性の希薄化から来ているように思えてなりません。

面倒な作業です。
無視するのが一番楽です。

しかしもっと大きな枠で捉え、
お互いを冒さない見えないルールで尊重しあえば、
楽しい社会があるはずです。

和をもって貴しとなす

今こそ必要な言葉だと思うのです。

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