10.27.2008

現代修行 スキンが行く! 1

歳を重ね、ゆるやかにハードコアになっていく・・・
http://neo-activism.blogspot.com/2008/10/blog-post_25.html
このまま、老境にて頂上を目指したい。

今、実感しているのは、
その傾斜が加速度的だということ。
この風になびかれて、いかに飛んでいくか。
ただそれだけです。

さてスキンは街を徘徊し、
「人に道を聞かれる」
この修行を始めたのでした。

しかし、うっかり考え事などをして気を緩ませると、
もともとごつい顔がゆえ、
どこぞの人と勘違いさせてしまいます。
気が抜けません。

口元をゆるめ、目を細め、まったりした顔。
しかしその眼の奥では獲物を探している・・・
誰か道に迷ってはいないか。
(本末転倒!)

自由が丘で乗り換えをした時のこと。

階段を上がり、
ちょうど入ってきた電車に乗った。
このホームならば快速だ。

私は反対側の手すりにつかまり。
ふと一息ついた。

すると、ホーム側から初老のおじさんが、
ドア付近にいる若い女性に
「この電車は学芸大学にとまりますか?」
と聞いた。

私と一緒だ。快速なら次でとまる。

女性は分からないのか、うつむきかげん。
分からないのなら「分からない」と言えばいいのに。
時間は迫る。

そうだ!
このシチュエーションに割って入ればいいのだ!

まずは初級編。
聞かれていないが積極的に関わろう。

私は腹の底から
「とまりますよ」
と言った。
切れのあるいい声だ。

しかし一瞬にして、不穏な空気感が漂ったのを感じた。

おかしい。

私はすぐに顔を出し、電光掲示板をのぞいた。
特急だ!
特急は学芸大学を飛ばして、中目黒まで一気に行ってしまう。

そして車内の背後から
「とまらないよ!」
と声が上がった。

私はおじさんを乗せず、
自分もぎりぎりで降りた。

ふ~~危ない

少し恥ずかしかった。
自信に満ち溢れた返事。
押し黙っていた何人かは心の中で違うと言っていただろう。

しかし今となればおじさんと二人、
恥じらうことも全くない。

そもそも、私が割って入ったことによって
私自身中目黒まで行かなくて済んだのだ!

悪くない。

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2 件のコメント:

junismo さんのコメント...

道聞かれないの・・
なんでだろうね?
毛があった頃は聞かれてた?

俺はあっても無くても良く聞かれるよ

kazoo さんのコメント...

さすがジュニ。

あまり聞かれないんですよ。
毛があったときも。

たぶん、いろいろ頭の中で身体のこととかを考えているからでないかと思うんですね。

きっと難しい顔になっているのかもしれない・・・

だから意識をもっと外に向けるのが大切だと気づいたんです。その指標が、人に道を聞かれること。

これもいろいろ頭の中で考えた結果なんだけどねw