3.12.2009

がんもどき

大人になると嗜好が変わりますよね。

それまで無視していたものが、
ある時を境にぐっと身近になり、
離れられなくなる・・・

食は特にその傾向があります。

煮豆
その存在が、ここ4,5年で全く別物になりました。
それまでは
「何でおかずの中にお菓子が入ってるの?」と、
おせちや弁当に必ず入っている甘く煮た豆に
嫌悪感すら抱いていました。

おかずとしての位置づけなら、甘くなくていい・・・

しかし、いつからでしょうか、はっきりとは覚えていませんが、
まったく無意味に思えていた煮豆が、
急に美味しくなっていました。
特に黒豆は一度箸をつけだすと
止まらないほどになっています。

この歳になって体が欲したのでしょうか。
良く分かりません。

この現象に最近加わったスーパー食材があります。

がんもどき

まず、名前が渋いですね。
渋すぎる故、今までどうでもよかった。
たまにおでんのネタにいる、存在感の薄い・・・
実家が豆腐大好き一家だったので、
亜流のがんもどきには目もくれませんでした。

ところが、ところがです!

久しぶりに食に関して日本人でよかったと思いましたね。

水を切った豆腐に、
山芋、ニンジン、銀杏、ひじき、ごぼう・・・
これらを入れ揚げただけのものなのですが、
これがたまりません。

軽く茹でて油を抜いて、
甘じょっぱく煮つければ、出来上がり。

口に入れると、
まず揚げの部分から溢れ出る煮つけの美味さが口に広がり、
噛んでいくうちに大豆のコクがにじみ出て、
さらにはニンジン、銀杏、ひじきなどが、
単調な豆腐の味を盛り上げてくれるのです!

うまい!先人は偉大なり!

当分はがんもどき野郎になっているでしょう。
美味しいレシピあれば教えてください。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

がんもどき、簡単だよ。
作っちゃえば!!!

kazoo さんのコメント...

そうか~、その手があったね。

自分の好きなグザイ入れて。
今度試してみます。