地味~な活動が続いています。
今年は種もみを購入して、苗を育てることから始めます。
ノーマルな稲作では
芽出し、育苗は業者にしてもらい、
それを購入して田植えとなるそうです。
しかし、今回の稲作の目的は、
いつでも米作りを始められるように、
米の生育、生産過程を知ることにあるので育苗は必須授業。
しかも稲作の指導をしていただいているノリさんは
育苗が米の出来を決めると言っています。
かなり重要な作業・・・
やってみましょう。
種もみは、
仲間の知り合いが作った無農薬、無施肥の
お米の種を譲ってもらいました。
「ヒノヒカリ」
九州地方ではなじみのあるお米。
米の種・・・
脱穀前の状態、
つまり玄米にもみ殻が付いている状態が、
実は種だったのですね。
まず最初に、その種が生きているのか、
それともすでに発芽する状態にないのかを調べます。
濃度20%以上の塩水を作り、
そこに種をザァーっと入れてしまうのです。
ただこれだけ。
すると死んだ種はプカプカ浮いてくる。
それを網ですくって選り分けるるのです。
なんとも簡単で原始的な方法ですね。
先人の知恵に感心してしまう。
次に沈んだ、生きた種を取り出して、
60度のお湯に10分間漬けておきます。
これは病気の原因になるカビや細菌を
消毒する効果があります。
10分経ったら引き上げて水にさらします。
茹で上がったうどんをしめるがごとく。
たったこれだけの作業で米一粒一粒に
愛着がわいてくるのを感じます。
うまく成長して食べられるなら、さぞ美味しいだろうな~
自分の作ったぬか漬け、
梅干しで食べたら、感動するんだろうな~
そんな思いが頭の中で沸き起こります。
それは愛着というよりはむしろ食い意地に近いかもしれない・・・
さて、生きた種たちは消毒されて無垢な状態になりました。
これで下準備完了。
ここからは発芽の作業に入ります。
水に浸します。
二日に一回水を取り替えて、ただ芽が出るのを待つのみ・・・
どうなるでしょうか。

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