4.07.2009

腰 1

現代病腰痛。
これに悩まされている人も少なくないでしょう。

人となり、二本足で立ちあがった時から、
腰は身体の中でもとびきり重要な地位に就きました。

解剖学的に腰とは腰椎とその周りの筋肉としますが、
(大体アバラの下から骨盤までを指します)
ここでは腰椎、骨盤、その周りの筋肉と、
大まかに見ることにします。

さて、その腰の働きは、
歩く、蹴るなど、下半身の大きな動きを生み出し、
その反作用として生じる、
地面から跳ね返ってくるエネルギーを吸収します。

さらに上半身の動作、重力が、
下半身へ無駄に伝わらないように、それらを吸収します。

漢字からみてもわかるように、
身体の部位を意味する月へん(腹、肝、腸等)に
要(かなめ)。
つまり身体の要であることは間違いありません。

ここには、
上半身と下半身をつなぐための剛性、
外的衝撃をうまく吸収したり、
上下の動作をつなぐための柔軟性、
強い力を発する出力性
が求められます。

剛・柔・力
全然関連性のない大臣のイスを
三つも四つも兼ねているような働きぶり・・・

一つでもおろそかになったり、
少しでもバランスが崩れれば、
その代償として、腰そのものに響いてきます。

その痛みは慢性的に悩ますものから
立てなくなるほど急激なものまで様々です。

どんな症状があるのでしょうか。
次回説明します。


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