5.12.2008

感じること

今日は田中マイコが書きます。
東洋医学でいう「心身一如」については、
このブログでも触れてきましたが、
http://neo-activism.blogspot.com/2007/11/blog-post_22.html

日々クライアントに接している中でも、
ココロとカラダはつながっているなぁと実感します。
施術をする前はツンツンしていて接しにくい方でも、
施術後には別人のような顔になって会話も弾む
なんてことはよくあります。

先日「動作法」(心理療法のひとつ)の講習会に
参加した際も、先生のお話の中にこうありました。
「猫背になって下を向いてずっと歩いていると、ウツになる」

ウツの傾向がある人がだんだん前かがみになって
どんよりした姿勢になる(ココロ→カラダ)
だけでなく、
重いものを背負ったように姿勢を装っていると、気持ちも
沈んでいく(カラダ→ココロ)
というわけです。

話は少し変わりますが、先日クライアントの方に
「身体を触っただけで、性格が分かりますか?」
と聞かれました。
難しい質問です。

整体師として、骨格(背骨の曲線や骨盤の傾きなど)を見て
その方のつらい箇所、ほぐすべき場所を予想することは
それなりにできるとは思うのですが、性格ですか・・・

野口整体で有名な野口晴哉先生の著書「体癖」(全生社)
では、身体の重心のかけ方、体構造の違いで、
12種の性格分類をしています(組み合わせもあり)。
読んでみてとても興味深かったのですが、
とてもその域には達してませんし・・・

ただ、身体を触っていて、感じることは色々あります。
なかなか力が抜けない方
呼吸が安定しない方
肩や首の凝りに左右差がある方・・・
クライアントの指を一本一本伸ばしているときに、
次の指をピンと上げて準備してくれる方に出会うと、
「いつも周囲に気遣いされているんですね。
こんなときくらいゆっくりしてください」と心底思います。
(たいていご本人は無意識にやっているようです)

性格を読み取ることが大事ではないので、
身体の反応を手で感じながら、それに合った施術を
心がけています。
ココロとカラダはつながっているのだから、
クライアントのカラダが心地よく緩まれば
ココロの中で凝り固まっている何かも
少しずつ柔らかくなっていくはずです。
自分の手から、楽になってくださいという気持ちが
伝わって、ココロもカラダも軽くなるお手伝いができれば
なによりだと思います。

PCを見ながら猫背になってませんか?
背中を反って、大きく深呼吸してみましょう!

3 件のコメント:

さんのコメント...

カラダ→ココロの感覚、大切ですね。逆もまたしかりですが、最近の人は特にこの感覚で気持ちが左右されている人が多い気がします。
体を健康に保つことで気持ちもポジティブになっていく、このループを止めないようにわたしは回り続けます∞

kazoo さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
mai さんのコメント...

コメントありがとうございます!
身体の力を抜くことで
気持ちも楽になりますよね。
でも思いのほか難しく感じる人が
多いようです。
私も実は苦手かもしれません…笑
大さんは健康的だし姿勢も良いですよね!
見習いたいです~