背後より微細なノックを感じた。
誰か見てる・・・
私はいかにも自然に周囲を見渡すがごとく振り向いた。
メガネの男は視線をさっと変え、
自分の行動を淡々としているように振る舞う。
真面目な顔を取り繕っているが
口元には微笑の残影・・・
左側にも強烈なノック!
パッと振り向くと隣の太ったおっさんが
私の下半身をガン見している。
時間差で私の視線に気づくと、
「しまった」
って感じで目をそらす。
横をを通りかかった若い兄ちゃんの
歩きながらの凝視。
私は毎日の訓練で、
視線がこちらに向いているならば身体が反応する。
「何見とんのじゃ!」
あらゆる角度から視線のノックを浴びる。
スケベな男どもめ・・・
いつもと違う周囲の反応にしばし不愉快になる。
何なんだ、一体。
疲れをいやしに来たはずなのに・・・
ふと、自分の下半身を見て気づきました。
褌一丁だったのを忘れていたのです。
そうだった~。
私はここ一ヵ月強ですでにものにしていました。
http://neo-activism.blogspot.com/2008/08/blog-post_11.html
ここは温泉。
フンドシデビューの一幕。
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