4.29.2009

稲作 根が大切

心配していたの発育。

育苗箱に移してから二週間、
今やすっかり太い葉をつけています。



何というたくましさ!
透き通るような新緑の葉、
凛とした、上へ上へ伸びようとするシルエット、
ますます愛情が深まります。

毎日面倒は見られないので、ノリさんに二日に一回、
ローラーをかけてもらいました。
これは茎をいじめて、外部の環境に負けないよう、
根をしっかりと張らすというものです。



例えば強風。
根がしっかりと土を捉えていれば、簡単に負けるものではない。
害虫や病気も根の張り具合で決まると言います。
もちろん農薬を使えば簡単に解決できるでしょうが、
それは僕らの主義に合いません。

一本、一本の生命に宿る力を引き出したい。

今日、苗たちはガラスハウスから田んぼに引っ越ししました。
田植えまでの間、田んぼの気候風土に慣れてもらうためです。
いきなりガラスハウスの温もりから
田植えで移植してしまうよりも、
この環境に慣らした方が定植も良いとのことです。
どうぞ、すくすく育ってくださいな。



昨日の作業は土木がメインでした。

ここは谷あいで段々畑になっています。
上の田んぼで引いた水が
下の田んぼに流れるシステムになっているのです。
(風景は素晴らしいですよ!)
その給水、排水溝をU字ブロックで造りました。

スコップで穴を掘り、重量のあるブロックを埋め込みます。
ぬかるみで足を取られるので、
普通に重量のあるものを持つのと訳が違います。







                手前から奥の田んぼに水が流れていきます。

こういう所での作業は身体のたくさんの筋肉を使い、
慎重に身体を動かすので、
バランス感覚をつかさどる脳の命令系統が発達します。
まさに農作業は身体の基礎を作ります。

自然の音に耳を奪われながら、
作業に無心で没頭する。
ここに何のストレスが生まれましょうか!

田植えも間近なので代掻きをしました。
トラクターでもう一度掘り起こし、
長いパイプで均していく作業です。
平らにして田植えをしやすくするのです。


                   O氏。トラクターの運転はお手の物。


             

さてさて、あとは田植えを待つのみ・・・


                田んぼに陽が落ちていきます。また明日!

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