7.09.2009

呼吸法 2

精神を鍛えるあらゆる場面で
呼吸は大切な役割を果たしています。


ヨーガ
気功
武道

これら精神を重んじる道において、
呼吸はとても重要な役割をしています。
これを整えておけば精神がぶれない・・・

なぜ、ぶれない精神を呼吸で獲得することができるのか?

それは宇宙と一体になる・・・
自然のリズムと合一するからです。

おっと、
いきなりぶっ飛んでしまいましたね。

でもこれは本当。
科学的に証明されているのです。

それは自律神経を紐解くことでわかると思います。

自律神経はホメオスタシスのところで書いたので
参考にしてみてください。

活動モードが交感神経
リラックスモードが副交感神経となります。

一日の中でこの二つのモードを行ったり来たりします。
単純に例えれば
仕事に出かければ活動モード(交感神経)
帰って家のソファーに座ればリラックスモード(副交感神経)
となります。

最近よく聞く自律神経失調症の多くは、
本来リラックスしなければいけない場面でも
交感神経のスイッチが入りっぱなしになり、
リズムがくるってしまうことを言います。

布団に入ったら自ずと副交感神経のスイッチが入り、
眠りにつけるところ、
交感神経(活動モード)のままなので目がさえる・・・
あ~、眠れない。
イライライライラ→交感神経UP
さらに目が覚めてしまいます。

話はそれましたが、
自律神経
この言葉に注目してください。

自ずと律する神の縦線(経は縦線のことを言います)

まぁ、これはあまりにも仰々しいですが、
自分の意思では働かすことのできない、
何かに委ねることしかできない、身体の作用なのです。
まさに自然のリズム。

しかし、ただ一つの働きは例外として、
この自律神経に意図的に介入することができます。

そうです。
呼吸。

呼気(吐く方)は副交感神経
吸気(吸う方)は交感神経
となっているのです!

これで前回書いた、タバコを吸うときに
「ふぁ~~~」と吐くのか分かったのではないでしょうか?

つまり仕事で交感神経が活発になり過ぎたところ、
身体が少しは緩ませろよと、呼気を要求してくるのです。

これは気付きさえすれば、
自分の意思でどちらかのモードを
活性化させることができるということなのです。

呼吸で意図的に自律神経に介入できる。

自律神経はすなわち自然のリズムと深いつながりがあるので、
呼吸をマスターすると自然のリズム、
宇宙の流れと合一できるのです。

古人の発見した精神を鍛える方法として
何よりも呼吸法を重んじたのはこのような意味があったのです。


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