呼吸は大切な役割を果たしています。
禅
ヨーガ
気功
武道 等
これら精神を重んじる道において、
呼吸はとても重要な役割をしています。
これを整えておけば精神がぶれない・・・
なぜ、ぶれない精神を呼吸で獲得することができるのか?
それは宇宙と一体になる・・・
自然のリズムと合一するからです。
おっと、
いきなりぶっ飛んでしまいましたね。
でもこれは本当。
科学的に証明されているのです。
それは自律神経を紐解くことでわかると思います。
自律神経はホメオスタシスのところで書いたので
参考にしてみてください。
活動モードが交感神経 。
リラックスモードが副交感神経となります。
一日の中でこの二つのモードを行ったり来たりします。
単純に例えれば
仕事に出かければ活動モード(交感神経)
帰って家のソファーに座ればリラックスモード(副交感神経)
となります。
最近よく聞く自律神経失調症の多くは、
本来リラックスしなければいけない場面でも
交感神経のスイッチが入りっぱなしになり、
リズムがくるってしまうことを言います。
布団に入ったら自ずと副交感神経のスイッチが入り、
眠りにつけるところ、
交感神経(活動モード)のままなので目がさえる・・・
あ~、眠れない。
イライライライラ→交感神経UP
さらに目が覚めてしまいます。
話はそれましたが、
自律神経
この言葉に注目してください。
自ずと律する神の縦線(経は縦線のことを言います)
まぁ、これはあまりにも仰々しいですが、
自分の意思では働かすことのできない、
何かに委ねることしかできない、身体の作用なのです。
まさに自然のリズム。
しかし、ただ一つの働きは例外として、
この自律神経に意図的に介入することができます。
そうです。
呼吸。
呼気(吐く方)は副交感神経
吸気(吸う方)は交感神経
となっているのです!
これで前回書いた、タバコを吸うときに
「ふぁ~~~」と吐くのか分かったのではないでしょうか?
つまり仕事で交感神経が活発になり過ぎたところ、
身体が少しは緩ませろよと、呼気を要求してくるのです。
これは気付きさえすれば、
自分の意思でどちらかのモードを
活性化させることができるということなのです。
呼吸で意図的に自律神経に介入できる。
自律神経はすなわち自然のリズムと深いつながりがあるので、
呼吸をマスターすると自然のリズム、
宇宙の流れと合一できるのです。
古人の発見した精神を鍛える方法として
何よりも呼吸法を重んじたのはこのような意味があったのです。

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