7.30.2009

呼吸法 6

さて、前回腹式呼吸の説明をしました。
うまくできてましたか?

腹式呼吸の補足をします。

まずは横隔膜が腹式呼吸によってどう働いているのか?

今一度、に戻って横隔膜の位置、形を見てみましょう。

腹式呼吸の吸気において、
お腹が出っ張ると同時に横隔膜は下にさがり、
広くなった肺に空気がたくさん入ってきます。

お腹を引っ込ますと当然逆のことが起こりますよね。
横隔膜は上にあがり、肺の容積が減り、二酸化炭素が出る。

腹式呼吸は横隔膜の上下運動が促されるのです。
これだけで横隔膜を意識をするのは難しいかもしれません。
しかし、いずれ分かってくると思います。

当然肺活量が増えます。
例えばデスクワークで浅い呼吸を長くしていると、
脳への酸素供給が少なくなってしまいます。
それは同時に眠気を誘い、
思考能力も断然落ちていきます。

お腹には臓器を働かせたり、
栄養を分解、排泄するために
たくさんの血液が循環しています。
腹式呼吸をすることによってお腹の運動が活発になり、
内臓の血液循環をとても良くします。
代謝が良くなり、体温も上がります。

腹筋が付きます。
お腹の内圧が上がることにより、
腰を支えます。
腰は本来、腰筋だけで支えるものではなく、
腹筋も付けてコルセットのようにして支えるのです。
昨今の腰痛は腹筋が弱いことが挙げられます。

腸が自然とマッサージされるので
消化、吸収、排泄が良くなります。
便秘に効果があると思われます。

セロトニンの分泌量が増え、
気分を安定させます。

上体を保っていないとうまく出来ないので、
当然姿勢が良くなる・・・

メリット多し!

これをやらないのはもったいないでしょ。

最初は意識的にやらないとできませんが、
何年もやると自然に腹式呼吸が身についてきます。

是非モノにしてもらいたい、
大切な健康法です。

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