3.31.2009

エカキハンターへの道

エンドウ達を早急に守らねばならない。

この状況を座視するなら、
エカキムシはますます増えつづけ、
せっかく実を結びそうなエンドウに
栄養が行き渡らなくなる。

ピンチ!

やるしかない。

もちろんここまで増やしてしまったのは僕の責任。
今後は増える前に対処したい。
しかし、今はつべこべ言ってられない。
徹底的に守るしかない。

ハンターになりきるのだ!

手でつぶすのもいいが、時間がかかってしまう。
何か方法はないか・・・

そういえば、穴が開いて使えなくなった洗濯ネットがあったぞ。
これを利用しよう。

ハンガーを伸ばして、ひし形になった枠に、
チャックを切った洗濯ネットをホッチキスで留める。




                     気合いの剃りたて。テカリが違います。


即席、エカキ取り網、でき上がり!
良い出来栄えじゃないですか~。

                        甚平着用。 まずは形から。

ハンターは金で簡単に解決するのではない!
普段の生活にある何がしかを利用し、工夫を凝らし、
場になるべく負荷をかけない状態で問題を解決するのだ。

フフフ。
まだ解決もしていないのに、ハンター哲学は出来上がった。

問題は最初の一振りだ。
擦れていない相手。
しかも朝一は一番集まっている時間。

この一振りが今後の戦いを左右する。

まず練習。
エンドウ達の巻き付いている支柱をブルブル揺らし、
その瞬間に飛び立ったエカキ達をネットで捉える。

同じ方向で振るのは効率が悪いだろう。
手を捻り、8の字を描くようにする。
これならば、捉えたエカキも逃げられない。



                         よし、決まった。イケル。

いざ出陣!

一呼吸おいて、支柱を揺らした。
カーン!
戦いのゴングが鳴った。



うわ、ぶんぶん飛び回っているぞ!
さっそく奥儀、8の字アタック!



揺らしては振り、
揺らしては振り、
何度も繰り返した。

どれ位入っているだろうか?


結構捉えているじゃないか!
手でつぶすよりはるかに効率がいいぞ。



10分もかからないうちに、
目で確認できるエカキは消えた。
もちろん避難するために遠くで隠れているのもいるだろう。
しかし、捉えたエカキは数十匹。
これを何日かやればきっと共存できるほどに減るに違いない。

エカキハンター
滑り出し良好。明日も行く。


              ・・・顔がマジ。


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3.29.2009

エカキムシ

いや~、大変です!

薄々気づいてはいたのですが、
大したことないと、シカトしていました。

しかし一昨日、いきなりブンブン大発生していたのです!
エカキムシ(ハモグリバエ)。
幼虫が葉の中に潜り込み、
絵を描くように食い荒らし、成虫になっていきます。


こんな葉が増えている。


黒い点が幼虫。

成虫のハエは栄養素の近くでぶんぶん飛び回り、
卵をうみつけ、どんどん増やしていく模様。



ピンチ!

インターネットを観ていると結構厄介者らしい。
もちろん農薬で殺虫、っていうのが簡単らしいのですが、
今回は無肥料、無農薬でチャレンジしているので
その手は使いません。

ん~、どうするか?
原始的にハエよりも網目が小さいネットを張り巡らして、
防御するのが基本らしいのですが、
そんなにお金をかけたくない。

そもそも2畳分のスペースと小さいので、
もっと、もっと原始的な方法、
しらみつぶし作戦をとろうと思います。

葉の中に入っている幼虫をつぶし、
ハエをつぶす。
ただそれだけ。

成虫になる数より、つぶす方が多ければ必然的に全滅する。
理論的にはこうなりますが、
ネズミ的に、いやそれ以上に増殖していると思われる相手に、
そんな悠長なこと言っていられますかね~~~

いやいや、頑張ります。
なぜって、エンドウが結実したからです!
カワイイんですね、これが。




                        極小だけどエンドウはエンドウ。カワイイ。

エカキムシの幼虫に葉を食い荒らされると、
栄養素が実に行き渡らなくなり、やせ細り、
収穫が悪くなるそうです。

そんな目にはさせない!
僕が必ずや守って見せます!

どうなる事やら・・・

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3.26.2009

アメリカの栄光と虚像

現在のアメリカには二つの大きなベクトルが働いています。

オバマ大統領に代表される、
新しい可能性を求めるベクトル。

世界一の富と繁栄を誇る、
栄光のアメリカという根強いベクトル。

後者について。

この栄光のアメリカというベクトルは、
人がその人自身の性格を客観視するのが難しいように、
アメリカ人自身ではなかなか知ることはできないでしょう。
しかし日本から眺めると面白いことが見えてきます。

今、アメリカで起きている問題。
その事象の一つ一つをふるいにかけ、濾して、
エッセンスを抽出すると、
実は同じキーワードが現れてくるのです。

「巨大・パワー」

例えばWBC

日本、韓国が決勝に残ったのは奇跡ではなく、
純粋に実力だったと思いました。

アメリカは主力選手が出場していなかったと言いますが、
果たして出ていても勝てたのかどうかは疑問です。
これを衰退と呼ぶかどうかは別として、
なぜベースボール発祥地アメリカが、
東アジアに追いつかれ、
そして抜かれるようなことになってしまったのか?

それは、特にここ近年のベースボールを眺めれば一目瞭然。

ピッチャーは100マイルの剛速球を投げ、
バッターは大きなホームランを打つ。
この単純な図式に誰もが踊った。

1998年のマクガイアとソーサの本塁打争いは
まだ記憶に新しいはず。
そのマクガイア、実はドーピングで体を造っていたことが
確実視されている・・・

「巨大・パワー」

実態より大きく、力をつけることにより
見た目には華々しくなったけれど、
虚像が故、全てが大味になってしまった。

物事って、シンプルで機動性がある方が
総合的には優っていることが多いじゃないですか。

日本や韓国の野球は、確かに投手の質もありますが、
機動的で全体性があるんですね。
一つ一つのパワーはあまりありませんが、
パワーのすきを突くことは難しくない。

ここにベースボールの行き詰まりが見えてきます。

車産業も同じ構図が透けて見えます。

昔のアメ車、シボレー・インパラ、マスタングなどから
連想されるものは「デカイ」。
でかくして鉄たくさん使ったから、
エンジンの排気量上げようという発想。
この図式はベースボールと同じく「巨大・パワー」。

この発想から抜け出せずにずるずるここまで来てしまった。

すでに日本車をはじめとした車産業は
実用性、機動性、環境性など、
シンプルで時代に合った製品をつくっているので、
アメリカは置いていかれています。
確かに人間も巨大になっているので、
小さい車が合うかどうかは分かりませんが・・・

最後に、今、最も紙面をにぎわしている金融。

デリバティブの罠。

何が起こっているか簡単に言いますと、
少ない掛け金で実態以上の商品を売買できるシステムが、
欲で膨らみ過ぎて、破裂したということです。

レバレッジ(てこ)というのですが、
1の掛け金で約50倍の売買ができるのですよ!

ここにも
「巨大・パワー」が透けて見える。

実態より市場を大きく見せ、
力の源泉である金をガンガンつぎ込む・・・
虚像故、中身が空っぽだった。
レバレッジは数字となり残り、
数字は国民のつけとなった。

「巨大・パワー」
そろそろ、贅肉を落として軽くしないと、
新しい可能性の足を引っ張るだけになってしまうのでは・・・

WBCを観て、そんな感想をしたのでした。

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3.24.2009

春の庭づくり

本日は田中マイコが書きます。

私にとって「花」は単に眺めるものでした。

藤を見に行こうとか、紫陽花を見に行こうとか
開花時期に合わせて見どころの場所に出向き、
ほぼ完成された景色を楽しむというだけの感覚。

ところが。2年前から今の家に住むようになってから
状況が変わりました。
私はそれまでの28年間マンション暮らしでした。
ここもマンションではありますが、一階、庭付きの家。
初めての庭持ちです。

Kazooさんのお母さんは、庭の花を絶やさない名人です。
近所の方も見学に訪れるほど見事に庭を彩ります。
Kazooさんにとっては普通のことである土いじりは、
私にとっては実はどれも非日常だったのです。

それでも、そこに土がある。 やれることがたくさんある。
野菜作り、コンポスト、花壇。

今まで少しずつ進化してきました。

そしてこの度、ようやく庭に道をつくることになりました。
通路を確保することで、周りに花を植えることができます。

まずは野菜畑の隣にハーブ用ミニ花壇。

                       こんなときでも、整体師の「拇指圧」が活きます・・・

                                  お客さん、凝ってますねー

テラス(リビングから出られる)から正面に見える花壇には
去年植えたテッセン。春と共に枝から芽が出てきたので
柵にネットを張り、そこにテッセンが絡むように誘引します。

そして通路作り。
テラスからYの字に。コンポストへの道と
畑の奥や一昨年作ったハーブ花壇に行く道をつくります。

                        写真右がテラス側、左はテッセンが植わった花壇

通路の脇に、Kazoo母からいただいた
たーくさんのさくら草たちを植えていきます。

3時間以上、2人で黙々と作業。

道の脇に花の種をまいたり、ハーブの種をまいたり
という作業は後日にまわします。

とりあえず、今の出来栄えにはとても満足!
いきなり華やかになりました。
上階の住人の方もこの庭を見て楽しんでくれるかな?


                       写真右が野菜畑、その上にNEWハーブ花壇
                    左下が一昨年作ったハーブ花壇、左上はテッセン花壇
                     写真上の白い箱がコンポスト、その隣にブラシの木

花という存在が、一気に身近になりました。
そばにいるもの、触れるもの、気になるもの。

ブラシの木のつぼみが赤くなった!
アジサイの芽が元気よく出てきた!

ちょっとずつの変化にいのちを感じる。
なんて豊かなのだろう。



                                        クリスマスローズ

                                        木立性セネシオ

                                              スイセン

慣れない庭づくりですが、
これからもたくさんのことを教えてもらえることでしょう。




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ついに!

昨日電車に乗ったときのこと・・・

「それ、気持ちいいね」
50代半ばの短髪のオジサンがニコニコしながら
話しかけてきました。

「ありがとうございます」
瞬時に頭のことだと理解したのですが、
どんな展開か予想できなかったので、
次の言葉を待ちます。

「毎日やるの?でもホント、気持ちいいね。スカッとする!」

きた!
ここで、オジサンが僕の頭のことで
いい気持になっていると確信しました。

「毎朝やりますよ。髭から頭まで一緒に。
 7分くらいかかりますかね」

オジサン、超ニコニコ×10

席がちょうど埋まる程度の込み具合。
車中で会話をしているのはオジサンと僕。
話が盛り上がり、声のボリュームも上がっていく。
きっと、みんな聞き耳たてているに違いない。

だって、スキンにいきなり話しかける人、
かなり貴重でしょ。

 「うっ、このオジサンいきなりスキンに話しかけてる・・・」
 「大丈夫か?」
 「ん~?毎朝か。大体7分かかるのか・・・」

知らんそぶりして、スキンの貴重な情報を得ていたことでしょう。

それにしてもオジサンは満面の笑み。

「最近やる人増えたでしょ?」

「そうですかね~」
似て非なる人たちはたまに見かけるけど、
 増えてるとは思えないな~)

「いや~、ホントスカッとするね。毎朝だったら大変でしょ?」
まじまじと見つめています。

陽の気が周りを包んでいるのが感じられます。
僕はこんな時はいつも、
もっともっと気を増幅しようと全身を傾けます。

車中の単なる会話。
しかし、オジサンが純粋な気持ちを表現してくれたことで、
ただすれ違うだけの関係から、つながりが生まれました。
無から有へ。
場が命を吹き込まれます。

それが良いと感じられるのだったら、盛り上げるのが大切だ。
オジサン、僕、その周りで耳をたてている人たち。
その日一日が、弾んでいくに違いない。

「いや~毎朝気持ちが入るから、大変じゃないですよ!
 しかも、一度セットすれば、髪型崩れないですしねw」

「ハハハハハ~。そりゃ、そうだ!」

一駅区間の濃密な会話。

現代修行が一つ実を結んだと思いました。

「人に道を聞かれる」
ではないですが、
このように、普段見過ごしてしまいそうな場での
ゼロイチの繋がりをZookerさんは僕に求めていたのでしょう。

今後、より多く、開かれた場での繋がり、
陽気の増幅を努めていきます!

Zookerさん、それでいいでしょうか?

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3.23.2009

ふんどし再考

本日は田中マイコが書きます。

「ねぇ、本当にふんどしつけてるの?」
こっそり聞かれるこの質問。

「ふんどし」は皆さん気になるところのようです。

http://neo-activism.blogspot.com/2008/08/blog-post_11.html
http://neo-activism.blogspot.com/2008/08/httpneo-activism.html

一応下着の話になるわけですが、
男性に聞かれる方が多いかも…

最近「ふんどし」流行っている!と聞くこともありますが、
まだ大っぴらに話題にし難い
ごくごく一部の静かなムーブなのでしょう。

Kazooさんは、岐阜在住の「脱パンツクラブ」
会員(会長?)Tちゃんに、その後も何枚かいただき、
いまや7割ふんどしかもしれません。

今のところ私はたまに…ですね。
いつか身につけていることを忘れてプールにいってしまった
ときは、着替えるときヒヤヒヤでした(笑)

さて、私もこの度Kazooさん用に

「ふんどし」作ってみました!
ガーゼのような柔らかいオーガニックコットンを購入し、
ちくちく全て手縫いです。
さすがにこのサイズだとミシンがほしいです。

作りながら考えました。
改めて、「ふんどし」って何がいいのだろう?




作っていて感じたのは、
1枚の布と紐で構成されているので、太っても痩せても
サイズがないので長く使えること。
ゆるやかなので伸びてしまうことがなく、長持ちすること。
ゴムで締め付けないので血行に良さそう。

愛用者Kazooさんによると、
「結ぶことに意味がある!」
だそうです。

健康に良いとも聞きますが、実感はないので
ネットで調べてみました。

体温調節がしやすい
内臓器を正常な位置に固定する
はくとき、かがまないので腰痛対策になる…等。

身体が温まりやすくなった、便通が良くなった、
という感想もありました。
布地の素材(化学繊維でないもの)も重要かもしれません。

さらに、同じオーガニックコットンで「布ナプキン」も
作りました。
使い古したオーガニックコットンタオルを中敷きに、
ちくちく…2時間程度で完成。

「布ナプキン」は、いいことが多いと思います。

ゴミが出ないし、肌にやさしいし、
体調の変化を感じやすいです。

中医学では「瘀血」(オケツ)という考えがあります。
簡単に言うと、血液の流れが悪い状態のことです。
そういったことも、直に状態を観察できます。

ぜひ女性の皆さんに試してほしいです。

「ふんどし」は私もまだまだ未熟者です。
再考したきっかけで、つける頻度が増えるかも?
これからも、遠慮なく聞いてください!


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3.21.2009

生き物ですから

一度始めると、面倒を怠れません。
生き物ですから。

うちでは去年の暮れから菌を飼っています。
ぬか漬け。
乳酸菌をはじめとした、
多くの菌が容器の中でウヨウヨしています。
匂いも強烈!

毎日かき回して、空気に触れさせるのが大切です。
しかし、忘れてしまうことがたまにあります。

先日、なんと3日もその存在を忘れてしまいました・・・

すると、オイオイ無視するなよとばかりに、
生き物であることを強烈に訴えかけてきたのです。

表面に白いカビがびっしり!
匂いがすごい!腐ったチーズのような・・・
あ~、やってしまった。



捨てるしかないなと、あきらめ気分でネットを調べてみると、
これは産膜酵母というものらしく、
ただかき回すだけでいいと書いてありました。

しかし、その他多くは、
表面を捨てて新しいぬかを継ぎ足しましょうとあったので、
見た目、匂いにしり込みした僕は、そちらを選びました

生ぬかを買ってきて、
それをフライパンで炒ります。





ぬかに対して20%の塩をお湯に溶かし、
それが冷めたら、炒ったぬかに入れて練りこみます。

それを表面を取った古いぬか床に混ぜて
3日ほど置きます。

新旧入り混じった、ぬか二世ができあがりました。



これからは、生き物を飼っているという気持で接してみます。

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3.18.2009

歯を大切に!

最近、
インプラントで30万円近く払わなきゃ、
って話をよく聞くようになりました。

インプラントとは、
永久歯が虫歯などで欠損した時に、
顎骨(上あご、下あご)に人工歯根を入れ込み、
そこに人工の被せ歯をはめるものの総称を言いますが、
正確には人工歯根のことを言うようです。

いまでも歯を欠損した時には
部分入れ歯、ブリッジなどが主流です。
そして最後の最後で総入れ歯になります。

この、部分入れ歯、ブリッジ、総入れ歯が
なぜ主流かといいますと、保険がきくからなんですね。
インプラントは保険適用外。

ところがところが、
最近は部分入れ歯、ブリッジのデメリットが明らかになり、
多くの歯医者ではインプラントを勧められるようです。

その詳しい説明はこちらを引用させていただきますが、
すなわち、支えている歯が結局虫歯になってしまう
可能性が高いということなのです。

一本で終わらせたいところが、
時間を経ることによって、他の部分が虫歯になってしまう。
そんな悪循環があるのです。

そこでインプラントを勧められる。
「結果的に虫歯になりますよ」と。

何で保険がきかないのかは分かりませんが、
そう言われてしまったら、
副作用を分かっていて使うのもためらいます。

苦渋の末、インプラントを選んでいる人が
多いのではないでしょうか?

僕の歯が今欠損したとしたら、
やはり悩んだ末にインプラントを選ぶでしょう。

最近、そのことを考え、
30万円は払ってられないなと強く思うようになりました。

すなわち、歯を大切にしようと痛感したのです。

一日一回、フロス(歯の隙間を掃除する細い糸)で丁寧に磨き、
歯ブラシも隙間にしっかりと届くように心がけています。

かなり神経質!

磨きながら、「30万円払うことになるぞ!」
と自分を脅していますw

総入れ歯になると、味覚の障害も出ることもあるらしいし・・・

皆さん、歯を大切にしましょ。

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3.15.2009

ジャックと豆の木

さて、昨年の11月に
スナップエンドウ、サヤエンドウ、ほうれん草の種をまき、
無肥料、無農薬にチャレンジしています。

ほうれん草は去年もチャレンジしたのですが、
この場所が合わないのかうまく伸びません。
そもそも、冬になると日が当たらないのが
問題なのでしょう。

スナップエンドウ、サヤエンドウは
一カ月ほどして、グイっと伸びてきたときに
支柱を立てた以外は何もやっていません。
これまた他の畑で見るエンドウと生え方が違っていて、
一本だけがひょろっと縦横無尽に伸びていきます。

立てた支柱がそんなに高くなかったので、
隣のエンドウにツルを伸ばし、巻き込み、
行き先をさらに伸ばし、さらに隣と合体し・・・


グシャグシャです。

そんなエンドウたちもついにつぼみをつけました。


おとといの暴風雨で根こそぎ持っていかれて
しまうのではないかと心配したのですが、
2,3本茎が折れた以外は何とか持ちこたえました。

そして昨日、
春に近づいたかのような強い光が差し込みました。

それが目覚ましの号令だったのでしょうか、
エンドウの花がいくつも咲いたのです。


下向きに蝶のように羽を広げています。



これから結実していくのでしょうか。
楽しみです。



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3月場所

良いタイミングでいつもやってきますよね。

初場所の、あの興奮が薄まり、
相撲のことが頭から離れて行きそうでした。

しかし始まるとなればすぐに頭が活性化します。

さて、今場所の見どころは言うまでもなく白鵬のリベンジ。
この一言に尽きるでしょう。

三場所も留守をしていた朝青龍に
優勝を持っていかれてしまうのですから、怒り心頭でしょう。
しかも、朝青龍がいる場所での優勝が一度しかない・・・
こんな実績がささやかれています。
本人が一番よく自覚していることでしょう。

つまり今場所は白鵬のプライドがかかっている。
ここは注目に値しますね。
(どうですか?向こう正面、神田川さん)

いつも初日に
どう今場所が面白く展開していくかを想っているのですが、
その中心に横綱しか出てこないのが残念です。
ここに大関が是非絡んできてほしい。

実際、大関陣もカド番に近い力士が多いですからね・・・

その中でも琴欧州がいいですかね。
僕の一番の注目は関脇に昇進した把瑠都(バルト)
あの巨体が低い!
下から当たっていく相撲は体が立ちにくくなるので、
把瑠都の力がいかんなく発揮されるでしょう。

優勝に絡めるとしたら、ここまででしょうか。

個人的には関脇に昇進した稀勢の里。
落ち着いて、ドッシリとした相撲を取ってほしい。
気持ちだけが前に出過ぎてしまいますかね。

小結豪栄道
好きな相撲スタイルです。

あとは・・・
ん~、ここらへんの人材不足が否めません。
若くて勢いのある力士、
小兵だけど目の離せない力士、
下位にいるけどキャラの強い力士、
いないですね~。

スキャンダルには事欠かないんだけどな・・・


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3.13.2009

チェ・ゲバラ 28歳~39歳

チェ28歳の革命を先月に
チェ39歳別れの手紙を今日観にいきました。

合計4時間半の大作ですが、
僕の気持からすると、
戦闘シーンを少なめにして一部にまとめてほしかった。

特に39歳の後半、ボリビアでのゲリラ戦で、
チェを取り巻く兵士たちの厭戦気分ばかりが伝わりましたが、
チェの思想的なものが、
28歳の時よりも目立たなくなっていたのが残念でした。

数多くの名言を残していますからね。

そもそも、この映画を観た人もそんなにいないでしょうから、
今=チェとはいきませんが、
死して40年が経とうとしているのに、
なぜこれだけ輝き続け、心を捉えて離さないのでしょうか?

イデオロギーに共感している人が多いとは思えません。
銃を持って戦おうと思っている人もいないでしょう。

では、チェとは何なのか?

彼の言葉を引用してみます。

「僕を導くものは真実への情熱だけだ
 …あらゆる問題について僕はこの点から考える」

「世の中で不正が行われるたび、
 怒りにうち震えるという人は、われわれの同志だ」

「もしわれわれが空想家のようだと言われるならば、
 救い難い理想主義者と言われるならば、
 できもしないことを考えていると言うならば、
 何千回でも答えよう、そのとおりだ、と」

「子供達へ。
 …世界のどこかで誰かが不正な目にあっている時
 痛みを感じることができるようになりなさい。
 これが革命家において、最も美しい性質です…」

ああ、しびれる・・・

そう、チェの言っているのは思想でもイデオロギーでもなく、
純粋な人としての在り方なのだと思うのです。
それを表現する手段が時代とあいまって
チェ・ゲバラが生まれた。

未だに純粋なチェのエッセンスに共感できるということは
裏を返せば、社会的な構造が40年前と
何ら変わらないということでしょう。

そこなんですよ。

テクノロジーばかり進んで、おろそかにしてきたもの・・・

僕はチェを最後の革命家と呼んでいます。
武器を使用して世界的な革命がおこることは思えません。
地域でクーデターのようなものはあるでしょうけど。

そう、時代は進んでいるのです。
急速にグローバル化が進み、
ネットの世界がさらに地球を小さくした今、
チェの時代のロジックは過去のものになりつつあります。

しか~し、
実はまだ大きな革命が一つ残されていたのです。

それは、人間そのもの。

一人一人の己の中の革命が一番大きな革命だった!
そしてそれは今ある問題のほとんどを
解決してしまうだけの力を持っています。

人間はとかく自分のことを棚に上げやすい。

例えば環境問題。
「あの製造装置がCO2たくさん出すからワルモノだ」
これは分かりやすい。

しかし、先進国の人間が食料から摂るエネルギー量は
余り過ぎているという事実があります。
その人たちがいくら唱えようとも、
まず自分がダイエットして、見本を見せてよって
思わず突っ込みたくなるわけです。

チェが言っていた不正も然り、
戦争、紛争も然り、
怒り、不満、批判・・・

問題は自分の外にあるのではなく、
内側にあるということにそろそろ気づくべきだと思うのです。

そして最後に残された、
内なる革命に歩みを進めることが、
今、この時代に求められているのではないでしょうか。

静かでいて、とてつもなく大きな革命・・・
すでにポツポツと始まっているかもしれない。
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3.12.2009

がんもどき

大人になると嗜好が変わりますよね。

それまで無視していたものが、
ある時を境にぐっと身近になり、
離れられなくなる・・・

食は特にその傾向があります。

煮豆
その存在が、ここ4,5年で全く別物になりました。
それまでは
「何でおかずの中にお菓子が入ってるの?」と、
おせちや弁当に必ず入っている甘く煮た豆に
嫌悪感すら抱いていました。

おかずとしての位置づけなら、甘くなくていい・・・

しかし、いつからでしょうか、はっきりとは覚えていませんが、
まったく無意味に思えていた煮豆が、
急に美味しくなっていました。
特に黒豆は一度箸をつけだすと
止まらないほどになっています。

この歳になって体が欲したのでしょうか。
良く分かりません。

この現象に最近加わったスーパー食材があります。

がんもどき

まず、名前が渋いですね。
渋すぎる故、今までどうでもよかった。
たまにおでんのネタにいる、存在感の薄い・・・
実家が豆腐大好き一家だったので、
亜流のがんもどきには目もくれませんでした。

ところが、ところがです!

久しぶりに食に関して日本人でよかったと思いましたね。

水を切った豆腐に、
山芋、ニンジン、銀杏、ひじき、ごぼう・・・
これらを入れ揚げただけのものなのですが、
これがたまりません。

軽く茹でて油を抜いて、
甘じょっぱく煮つければ、出来上がり。

口に入れると、
まず揚げの部分から溢れ出る煮つけの美味さが口に広がり、
噛んでいくうちに大豆のコクがにじみ出て、
さらにはニンジン、銀杏、ひじきなどが、
単調な豆腐の味を盛り上げてくれるのです!

うまい!先人は偉大なり!

当分はがんもどき野郎になっているでしょう。
美味しいレシピあれば教えてください。

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3.09.2009

中村 天風

それは4年以上に及ぶ病人生活に
終止符を打とうという時でした。

社会から長らく隔絶されていたがゆえ、
まともに戻ることができるのかという、
大きな不安を抱えていました。

やらなきゃいけない。
分かってる。
だけどこの脚で一体大丈夫なのか・・・

いやいや、こんな弱気じゃいか~ん!
大丈夫、大丈夫、大丈夫・・・×100

ほぼ、念仏です。

そんな前向きになっているけど、
実際、一歩を踏み出せていなかった僕の
背中を大きく押してくれたのが二冊の本です。

そのうちの一冊が
中村 天風(なかむら てんぷう)哲人の
「成功の実現」

世の中にはたくさんの哲学本がありますが、
その多くが頭をフル回転させて本質に迫るもので、
故に難解であり、実践に結び付きにくい。

中村天風の人生は、この来歴が示すとおり、
波乱万丈と一言ではくくれないほど強烈で、
超現実であるので、
そこから生み出された哲学はシンプルで魂に響きます。

脳が切り裂かれ、目がグッと見開いたのです!

「よしやろう!」
読後、まさに一歩が踏み出たような駆動力を得ました。

天風の哲学は
欲や、世の中の流れに右往左往させられてしまう、
表層にある意識に惑わされず、
心の奥底の、本当の自分に積極的になろうというものです。

「随時随所、自分の思うがままに霊性意識を発現し、
 理性や感情を超越したインスピレーション本位の 
 霊知的生物としての本領を発揮した真の生きがい
 のある人間になる」

「自分というものは肉体や心の奴隷ではなく、従者でもない。
 したがって肉体や心に使われるべきでない。どんな場合でも
 心を立派に使いこなさなければならない」

「さしあたる事柄のみをただ思え。
 過去は及ばず、未来は知られず」

日本人が誇る哲人と言っても大げさではありません。
値段が高いので是非図書館で借りてみてください。
おススメ。




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3.07.2009

晴耕雨読の理

さて、稲作二日目です。

3月1日(土曜日)
前日まで三日程雨が降り、
当日朝は重い雲が空を覆ってはいましたが、
出発時点では雨は落ちていなかったので、
成田へ向かいました。

ところが・・・
成田を過ぎたところからポツポツと始まりました。

それも、じれったい感じ。
降るでもなく、止むでもなく。

作業やるのか、やらないのか・・・
そんな話にも軽くなりましたが、
当然、「せっかくここまで来たからやろう」となります。
1時間15分程かけてきたのだから。

指導していただいているノリさん曰く、
こんな天候の悪い日は誰もやらないとのこと。

しかしやるとなれば、土いじり、すぐに力が入ります。

前回は畦の補修

今回は
・耕運機を入れて田を掘り起こす
・田に水を引くための水路を補修、ダムつくり
・田んぼに水を張る

本来ならここまでやるのに
時間はそれ程かからないはずでした。

                             使い方の指導を受け早速開始!

耕運機をやっとのことで田んぼに入れ、
ガンガン掘り起こしていく・・・

                            機械を操るのは楽しい。男のロマン。

しかし、途中から勢いが止まってしまいます。
耕運機が全然前に進まない。

何日も降り続いた雨のおかげで土がユルユルになり、
耕運機のタイヤに当たる部分が
ズブズブと地中にめり込んでしまうのです。



エンジンを止めて、
そのタイヤに当たる部分にめり込んだ土を掻きだして、
皆で体重をかけて埋もれた耕運機を脱出させます。

それだけで一苦労!
これを幾度もやりました。

何度目でしょうか、
タイヤに当たる部分が半分以上潜り込んでしまい、
前にも後ろにもいかなくなってしまいました。

耕すことができたのは、まだ半分・・・

しかしこれ以上耕運機で作業するのは無理。
残りは手で耕すのか・・・
それも後半日でできるかどうか。

雨がダラダラ降っている。

止めましょう、止めましょう。
次回にしましょう。

最後までやりたい気持ちがありましたが、
これ以上自然に逆らっても良いことないでしょう。
皆で決断しました。

この判断すら遅かったのでしょう。

晴耕雨読。
いかに自然に抗ったとしても
疲労するだけだということを
体をもって知ることができました。

ああ、近くに田んぼがほしい・・・


とにかく無我無心になります


もうヌルヌル!


水をせき止めて溜めます


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